日産 GT-R、北米向け生産を10月に終了…最終限定車「スカイライン・エディション」発表

日産 GT-R「スカイライン・エディション」
日産 GT-R「スカイライン・エディション」全 5 枚

日産自動車は6月14日、スポーツカー『GT-R』の北米向け生産を10月に終了すると発表した。R35世代のGT-Rが、2種類の限定車の導入により、その最終章を迎える。

2024年モデルのGT-Rをベースに、最終限定車として、「T-spec匠エディション」と「スカイライン・エディション」が設定された。これらのモデルは、2007年のデビュー以来、日産のラインアップの象徴であり続けたGT-Rに敬意を表している。

17年以上にわたりファンを魅了し、ドライバーを興奮させてきたGT-Rの北米市場向け生産は、10月に終了する。R35型GT-Rは、その発売以来、スーパーカーに匹敵する性能と興奮を提供し、米国の新世代の自動車愛好者を魅了してきた、と自負する。

GT-Rの最終限定車のベース価格は、T-spec匠エディションが15万1090ドル、スカイライン・エディションが13万1090ドル。両モデルは今夏、選ばれた米国の日産ディーラーに到着する予定で、200台以下の限定生産となる。

GT-R T-spec匠エディションは、VR38DETTエンジンを手作業で組み立てる匠の名工たちに敬意を表している。エンジンバッジには赤い彫刻が施され、エンジンルームには金色のVINプレートが配置される。赤いエンジンバッジは、3.8リットルV6ツインターボエンジンの組み立て時に、精密なエンジン公差と部品のバランスに対する高い注意が払われていることを示している。

さらに、T-spec匠エディションは、ミッドナイトパープルの塗装と専用のモリグリーンの内装を採用した。カーボンセラミックブレーキ、金色に塗装されたNISMOのRAYS20インチ鍛造ホイール、NISMOチューニングのビークルダイナミクスコントロール、ワイドフェンダーなど、各部分の強化を受けている。

スカイライン・エディションは、GT-Rプレミアムをベースに、ベイサイドブルーの塗装と新しいソラブルーの内装のカラースキームが特徴。ベイサイドブルーは2019年の50周年記念モデルで復活している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る