新型電動ハイパーカー、イスパノ・スイザ『カルメン・サグレラ』発表…4モーター1100馬力で0-100km/h加速2.6秒

イスパノ・スイザ・カルメン・ザクレラ
イスパノ・スイザ・カルメン・ザクレラ全 5 枚

スペインのイスパノ・スイザは6月14日、新型電動ハイパーカー『カルメン・サグレラ』(Hispano Suiza Carmen Sagrera)を発表した。これは同社の電動ハイパーカーシリーズの第3モデルである。

カルメン・サグレラは、4基の205kW(約275hp)モーターを搭載し、合計1100hpと1160Nmのトルクを発揮する。0-100km/h加速は2.6秒。モーターは軸流型永久磁石モーターで、左右の後輪に2基ずつ直列に接続されている。

この新型ハイパーカーは、デザイン、性能、そして新しい103kWhバッテリーを特徴としている。バッテリーは第2世代のリチウムイオンセルパックを採用し、15モジュールに各24セル、合計360セルで構成されている。重量は612kgで、最大750VDC以上の電圧で動作する。

バッテリー容量は80kWhから103kWhに増加し、エネルギー密度が向上したことで、同じ体積内により多くのエネルギーを蓄えることができる。このアップグレードにより、WLTPサイクルでの航続は約100km延び、480kmとなった。

さらに、カルメン・サグレラは改良された冷却システムを備えており、軽量化や、持続可能な素材を使用。バッテリーの車両中央へのT字型配置は、車両の重量配分とパフォーマンスを向上させる。

カルメン・サグレラのフロントエンドはスポーティなキャラクターを強調している。フロントボンネットのベントはデザインと機能性を両立。サイドシルは車のプロファイルに沿って上昇している。

リアエンドには大きなスポイラーが追加され、ブランドのロゴであるコウノトリの翼を模している。このスポイラーは空力性能を最適化し、カーボンファイバーと銅のアクセントを組み合わせたデザインが特徴。これにより、ダウンフォースとグリップが向上し、コーナリングと横加速性能が改善された。

インテリアもスポーティな雰囲気を持ち、アルカンターラと黒と赤のレザーで装飾されたセンターコンソールとインフォテインメントシステムが、独自性と品質を強調している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る