スズキのトヨタ製ワゴン『スウェイス』、ベースはカローラ…欧州で改良

スズキ・スウェイス
スズキ・スウェイス全 5 枚

スズキの欧州部門は6月14日、小型ワゴンの『スウェイス』(Suzuki Swace)の改良モデルを発表した。

スウェイスは、トヨタ『カローラ・ツーリングスポーツ』(欧州向け『カローラ・ツーリング』)をベースにした、トヨタ自動車からのOEM供給。トヨタの英国工場で生産され、欧州各国に出荷されている。

2023年のパワートレインと装備のアップグレードに続いて今回、スウェイスに対して、技術的なアップグレードを行った。これにより、標準装備としてさらに高いレベルの技術が採用されるという。

インテリジェントスピードアシスタンス(ISA)が、「モーション」および「ウルトラ」グレードに標準装備された。ISAはアダプティブクルーズコントロールと組み合わせて、ドライバーが法定速度を守るのを支援する。ISAは、交通標識認識(TSR)システムによって認識された道路速度制限の変更時に、車両速度の変更を音声でドライバーに通知する。

ウルトラグレードでは、ナビゲーションが標準装備となり、新しいカラーLCDメーターディスプレイが直径7インチから12.3インチに拡大された。中央のタッチスクリーンディスプレイオーディオユニットも新しいデザインとなり、8インチから10.5インチに拡大された。

スズキの他の欧州乗用車ラインアップと同様に、ハイブリッドが標準装備されている。これにより、スズキの顧客は燃料節約と低CO2排出のメリットを享受できる。燃費は22.2km/リットル、CO2排出量は102g/kmとした。

さらに、スズキの顧客は最大7年間の保証を無料で受けることができる。この保証は、標準のメーカー保証期間終了後に次回の定期点検をスズキディーラーネットワーク内で予約することで適用される。

この保証は次回のサービスまで有効であり、新車登録から7年または走行10万マイルのいずれか早い方まで更新される。主要なコンポーネントがカバーされており、顧客が車を売却する場合でも、7年間の期間内であれば保証は次の所有者に無料で引き継がれる。

《森脇稔》

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