SDV:ソフト定義自動車の市場投入を加速、車載Linuxの安全認証を取得…IBM子会社「Red Hat」

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IBMの子会社で米国に本拠を置くRed Hatは6月17日、オープンソースソリューションの世界的リーダーとして、車載Linuxの数学ライブラリが「ISO 26262」のASIL-B機能安全認証を取得した、と発表した。

この認証は、機能安全とサイバーセキュリティの認証で世界的に知られるexidaによって行われた。

Red Hatは、自動車アプリケーション向けにLinuxの安全認証を継続的かつ包括的に取得することに力を注いでいる。このマイルストーンは、Red Hatが自動車分野でのLinuxの安全要素(SEooC)認証を取得する先駆けであることを強調している。

Red Hatはexidaと協力し、ISO 26262を含む多くの機能安全基準のプロセス目標を満たすための新しいアプローチを開発し、検証した。この認証は、数学ライブラリのコンポーネントが個別および全体として厳格な機能安全基準を満たしていることを示しており、自動車業界における信頼性と性能を大幅に向上させるものになるという。

また、数学ライブラリの認証は、Linuxが将来の安全関連自動車アプリケーションのプラットフォームとして選ばれる信頼性を強化する重要なマイルストーンになるという。


《森脇稔》

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