東芝・双日・CBMM、次世代電池で電気バス実証実験開始

実証実験開始のセレモニーの様子
実証実験開始のセレモニーの様子全 1 枚

東芝、双日、世界有数のニオブ生産会社であるブラジルのCBMMは、ニオブチタン酸化物(NTO)を負極に用いた電気バス向け次世代リチウムイオン電池の共同開発に成功した。

6月19日(ブラジル時間)、本電池を搭載し、約10分で超急速充電が可能な電気バスの試作車を公開し、CBMMが権益を所有するブラジル・ミナスジェライス州にあるアラシャ鉱山で実走行する実証実験を開始した。

NTOを負極に用いたリチウムイオン電池を搭載した電気自動車の走行は世界初であり、今後3社は、各社の技術・ノウハウ・知見を最大限に活用し、2025年春のNTOを用いた次世代リチウムイオン電池の製品化およびグローバルでの販売に向けた活動を推進していく。

今回の実証実験は、ラテンアメリカにおける電気トラックの開発・生産の先駆者であるフォルクスワーゲン・トラック・アンド・バスが開発した電気バスを使用している。3社は、本実証実験を通じて、NTOを用いた次世代リチウムイオン電池の特性および車両運行データの収集を行い、商業化に向けた必要な調整を行っていく。


《小崎未来@DAYS》

アクセスランキング

  1. トヨタの21車種55型式・計64万6376台にリコール…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『C-HR+』のスバル版、『アンチャーテッド』発表にゲームファンも反応? その理由は
  3. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  4. スズキ『ジムニー』が40万円以上もアップ リセールバリュー白書2025
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る