ヒョンデは6月21日、「カンヌライオンズ2024」に参加し、「From Logic to Magic: 5 Ways to Make Tech Resonate」と題した技術セミナーを開催した、と発表した。「ナノクーリングフィルム」の革新性を強調している。
セミナーでは、ヒョンデとその傘下のキアが、どのようにして複雑な技術、例えば水素エネルギー、自動運転、ロボティクス、先進エアモビリティ(AAM)、先進素材などを効果的にコミュニケーションしているかが紹介された。これらの技術は、アクセスのしやすさ、環境への影響、エネルギー効率、交通渋滞などの問題に取り組むためのものである。
特に、ナノクーリングフィルムの革新性が強調された。このフィルムはウィンドシールドなどのガラスに貼るもので、車内温度を最大10度低下させることができ、エアコン稼働のためのエネルギー消費を削減する。フィルムは3層構造で、外層が中赤外線波長で熱を放射し、内層2層が近赤外線波長で熱を反射することで、車内に到達する熱量を大幅に減少させる。一方でガラスを暗くすることはない。