VW『クラフター』改良新型、内装に『ID.Buzz』のモチーフ採用…欧州受注開始

フォルクスワーゲン・クラフター 改良新型
フォルクスワーゲン・クラフター 改良新型全 3 枚

フォルクスワーゲンは6月24日、大型商用バン『クラフター』改良新型の受注を欧州で開始した。英国でのベース価格は4万5660ポンドで、納車は8月中旬から開始される予定だ。

改良新型クラフターは、デジタルコックピットなど、インテリアに電動ミニバン『ID.Buzz』のモチーフを取り入れた。デジタルコックピットインストルメントクラスターと新しいステアリングホイールを備えたリフレッシュされたダッシュボードデザインを採用している。電動パーキングブレーキスイッチやオプションの自動変速機のセレクター、ライト機能のコントロール、暖房および換気のコントロール、すべてのエアベントの配置も新設計され、使いやすさが向上している。

新開発のグラフィックインターフェースを導入する。ディスプレイは、常時表示される2つのタッチバーとホームスクリーンに分割される。ディスプレイ上部のバーの左側には、新しいダイレクトアクセススイッチがあり、ドライバーはワンクリックですべてのアプリが表示されるメインメニューを開くことができる。その隣には、重要な車両機能にアクセスできる新しいカーコントロールセンターのスイッチを配置する。アプリを閉じることなく、メインメニューとカーコントロールセンターにいつでもアクセスできるという。

コネクティビティも強化されており、新しい10.4インチのインフォテインメントシステム「Composition Colour」には、App-Connect、統合eSIM、モバイルオンラインサービス「We Connect」が含まれる。さらに、ワイヤレススマートフォン充電やUSB-C接続も備えている。オプションの「Discover Media」衛星ナビゲーションシステムは、12.9インチのカラータッチスクリーンと近接センサーを採用している。

改良新型クラフターには、最新の運転支援システムとして、前方衝突警告システム(自動ブレーキを含む)、レーンキーピングシステム、アクティブ道路標識表示、速度リミッター、後方エリアの音響パークディスタンスコントロールを標準装備した。オプションとして、トラベルアシストやエマージェンシーアシストも選択できる。

《森脇稔》

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