中国吉利の主力セダン『エムグランド』、世界販売386万台…現行型はEVやPHEVも設定

ジーリー・エムグランド
ジーリー・エムグランド全 2 枚

中国のジーリー(吉利)オートは6月26日、主力セダンの『エムグランド』が、世界販売台数386万台を突破した、と発表した。

エムグランドは15年間にわたり、ジーリーの高バリューな車両設計と生産の目標を体現してきた。現在、エムグランドは世界20カ国・地域で販売されている。

エムグランドは2007年に初めて生産ラインから送り出されて以来、プラグインハイブリッド(PHEV)、EV、メタノール動力ソリューションなど、ラインアップを拡大してきた。この多様な電動化は、世界中のユーザーにアピールし、環境問題にも対応している。

エムグランドシリーズの各世代は、ジーリーの自動車業界での革新を加速させるという野心を持って設計されている。現状の第4世代エムグランドは、最新トレンドに応じた高価値のグローバルモデルとして設計された。

第4世代エムグランドは、ジーリーが自社開発したBMAプラットフォーム上に構築されており、国際的なセダンの標準を示す存在、と自負する。販売データによると、サウジアラビアでは中国製Aクラスセダンのトップセラーであり、フィリピン、UAE、カザフスタンなどでもトップセールスのセダンの一つだ。

2023年には、ジーリーは中国市場を除く世界市場で2万2729台のエムグランドを販売し、2022年から182%の増加を記録した。2024年4月には、3592台のエムグランドが納車され、前年同月の1124台と比較して大幅に増加した。

「世界をフルに見る」という使命を掲げ、ジーリーはこれまでに75カ国・地域での存在感を着実に拡大している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  4. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る