1540馬力、電動スーパーチャージャーのジェネシスが「グランツーリスモ」で爆走! 実車を初公開

ジェネシス X Gran Racer VGT
ジェネシス X Gran Racer VGT全 5 枚

ヒョンデの高級車ブランド「ジェネシス」は6月27日、韓国で開幕した「釜山モビリティショー2024」において、コンセプトカー『X Gran Racer VGT』を初公開した。

X Gran Racer VGTは、デジタルレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」向けに設計されたモデルで、車両の空力特性と走行安定性を最適化する設計が特徴。電子制御されたアクティブエアロダイナミックフラップが最適な空気流管理を実現し、フラットなアンダーボディデザインが空気抵抗を減少させ、車両の安定性を向上させるという。

ジェネシス X Gran Racer VGTジェネシス X Gran Racer VGT

フロントからサイド、リアにかけての「Two-Line Crest Grille」ランプデザインは空気の流れを最適化し、全体的な性能を向上させる。大型のフロントスプリッター、リアディフューザー、フロントフェイシアのカナード、アグレッシブなロッカーパネルも高速度での安定性をさらに強化する。

車両の側面では、ダッシュからアクスルまでの比率が延長され、ドライバーとパワートレインが後方に配置されることで、フロントミッドシップレイアウトを実現。ボリューム感のあるフェンダーと放物線状のラインが独特なシルエットを形成している。

リアデザインは、フロントとサイドの「Two-Line」キャラクターを楕円形の凹面ボリュームに統合。「集中したエネルギーを視覚的に表現」しているという。リアウィングはカーボンファイバー製で、空力を考慮して設計されており、ダウンフォースを強化して安定性を向上させる。

ジェネシス X Gran Racer VGTジェネシス X Gran Racer VGT

インテリアは、重量を最小限に抑えつつ、構造要素を露出させたものに。デジタルパノラマインターフェースは、必要な車両情報をパノラマディスプレイに統合し、ドライバーに情報を提供する。カーボンファイバーのアクセントが重量削減と機動性に寄与している。

ステアリングホイールは高性能なレーシング用ヨークに置き換えられ、ドライバーに直感的なコントロールと即時のレース機能へのアクセスを提供する。この革新的なデザインがドライバーと車両の一体感をさらに高め、精密な操作を可能にするとアピールする。

心臓部には、フロントミッドマウントのLambda V6エンジンが搭載されており、ジェネシスの電動スーパーチャージャー技術が組み合わされている。このハイブリッドパワートレインは、1540hpのパワーと145kgmのトルクを発揮するという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る