[car audio newcomer]ダイハツ・アトレー デッキバン(岩田達也さん)by ピットハウスコスギ 後編

[car audio newcomer]ダイハツ・アトレー デッキバン(岩田達也さん)by ピットハウスコスギ 後編
[car audio newcomer]ダイハツ・アトレー デッキバン(岩田達也さん)by ピットハウスコスギ 後編全 8 枚

レアなベース車(ダイハツ『アトレー・デッキバン』)を使ったカスタムを楽しんでいる岩田さん。オーディオのグレードアップでは後席下へのサブウーファーの2個搭載も見どころ。低音の強化とスペース効率を両立させる取り付けを香川県のピットハウスコスギでプランした。

◆リアシート下の空きスペースを利用してパワードサブウーファーを2個インストール

アトレー・デッキバンをベースにしてオーディオグレードアップ&各部のカスタマイズをはじめた岩田さん。前編ではダッシュパネルを加工して本来は取り付けできない9インチサイズのカーナビの取り付け、さらにはフロントスピーカーの交換までを紹介した。

さらに岩田さんが実施したのがサブウーファーの取り付けだった。しかもアトレー・デッキバンの構造をうまく利用したアイデア取り付けが見どころとなった。

「リアシートの下にスペースがあるんですが、ここに2個のサブウーファーを取り付けてることにしたんです。スペース的にも左右のシート下にそれぞれのサブウーファーがピッタリ収まるのが素晴らしいですね」

チョイスしたのはカロッツェリアのパワードサブウーファーであるTS-WX140DA。コンパクトサイズでアトレー・デッキバンの後席下のスペースにも余裕で収まるサイズ。しかも左右2個の設置で低音の厚み、量感アップを果たすことになる。

また前編でお伝えしたカーナビにはダッシュを加工した上で9インチ画面のモデルを設置した。選んだモデルはカロッツェリアのサイバーナビ。岩田さんがシステムアップを計画しているタイミングでモデルチェンジ、ニューモデルはオペアンプの変更などで音質がさらにアップしたことから迷わずセレクトした。

「音質の良さはもちろんなのですがナビゲーションとしての機能も素晴らしいです。自車位置精度も高くてトンネル内を走っていても案内が正確ですごく気に入ってます」

◆インストール直後の試聴では低音の迫力も十分、中低域の厚みのあるサウンドにも満足する

こうして、フロントスピーカーにはJBL、サブウーファーにはカロッツェリアのパワードタイプ×2個、さらにヘッドユニットにはサイバーナビを組み合わせて基本となるオーディオシステムが完成。いよいよインストールを実施することになる。

「できあがったクルマを聴いた最初の印象は低音がきっちり出ていて迫力あってすごい! でした。フロントスピーカーも想像以上に良くて、中低域の厚みも心地良いものでした。でも、ここまで完成度が上がるとさらに上の音にしたくなってきたんです」

大きな不満は無いものの、もう少し何かが足りないと感じた岩田さん、そこで着目したのは防音性能だった。

「次に何をすればもっと良い音になるのかと考えたんです。するとアトレー・デッキバンは貨物なので車室の密閉性がもともと低いでしょ。エンジン音や外の騒音なども車内に入り込んでくるんです。これがせっかくの高音質に悪影響を及ぼしていると考えたんです。そこで次は防音、防振を徹底して実施する予定です」

システムアップで音質アップした愛車を、さらに完成度を高めるための処理を加えて育てていくのもオーディオの楽しみのひとつ。さらなる進化が楽しみなクルマになった。

◆デジタルインナーミラーやエンジン系など気になるパーツ群はまとめて導入を実施する

オーディオ面でのシステムアップのみならず、使い勝手を含めたカスタマイズもショップのスタッフと相談して実施した。そのひとつがデジタルインナーミラーの取り付けだ。荷台を持つ同車の後方視界をクリアにするためにミラーのデジタル化は特に効果的。そこでオーナーはステー部分から丸ごと交換するアルパイン製のデジタルインナーミラーをチョイス。さらにステー部をアトレー・デッキバンに合わせて純正同様のスマートな取り付けにしたのも見どころとなった。

さらに後席の使い勝手アップのために実施したのがヘッドレストの変更。『タントカスタム』のヘッドレストを流用取り付けすることでスマートな形状にしたのがオーナーもお気に入りとなった。またブリッツのブーストコントローラーやスロットルコントローラーも装備。いずれもアトレー・デッキバン専用品では無いものの、エンジン形式を調べて適合を確認した上で取り付けた。

「アトレー・デッキバンをカスタムすると目立つでしょ。オーディオも高音質化することでいろんな人に見られて注目されるのが心地良い良いんです。個性的なベース車をカスタムする楽しみがこの一台に詰まっているような気がしています」

岩田さんのアトレー・デッキバンのカスタムは始まったばかり。ここからどんな進化を遂げていくのかは本人も興味津々だ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る