ボッシュ「eBike」向けアプリ拡大展開へ、メーカー独自のデザイン&カスタマイズが可能に

ボッシュの「eBike」向けアプリ
ボッシュの「eBike」向けアプリ全 3 枚

ボッシュ(Bosch)は7月3日、ドイツで開幕した「ユーロバイク2024」において、「Bosch eBike Systems」のデジタルサービスを、電動アシスト自転車メーカーに拡大展開すると発表した。

ボッシュは、スマートシステムと関連するeBike Flowアプリを通じて、エンドユーザー向けに物理的およびデジタルのeBike体験を融合させている。これにより、eBikeメーカーはデジタルオファリングをさらに拡大し、カスタマイズされたeBike Flowアプリや独自のアプリを表示するための有用なツールを利用できるようになった。さらに、Bosch eBike Systemsは他社のデジタルサービスやオファリングをシームレスに統合するためのインターフェースも用意している。

eBike Flowアプリはスマートシステムの中心であり、BoschのeBikeシステムと共に提供される。eBikeメーカーは、標準バージョンまたはカスタマイズされたブランドとしてアプリを表示するかを選択できる。Bosch eBike Systemsのデジタルサービスにより、独自のブランドコンテンツを目立たせることが可能となった。

カスタマイズされたFlowアプリには、デザイン要素を使用してユーザーインターフェースを変更し、メーカーのブランドを統合する機能が含まれる。画像や動画を通じて、エンドユーザーに多様な方法でブランド体験を提供できる。また、Content Cardを使用して独自のコンテンツを作成し、直接顧客とコミュニケーションを取ることができる。

ボッシュ独自表示の「eBike」向けアプリボッシュ独自表示の「eBike」向けアプリ

標準バージョンとカスタマイズされたeBike Flowアプリの両方で利用可能な他のサービスには、eBikeの正確な仕様(eBike Specs)やデジタル操作マニュアル(eBike Manuals)が含まれる。これらのサービスは、eBikeメーカーが自社ブランドの可視性を高め、顧客ロイヤルティを向上させるのに役立つ。エンドユーザーは、すべての関連データをeBike Flowアプリに保存できる。

Bosch eBike Systemsは、eBike SDK(ソフトウェア開発キット)とCloud APIs(アプリケーションプログラミングインターフェース)を提供し、メーカーが独自のアプリを作成し、デジタルフットプリントを広げるためのデジタルツールを提供している。これにより、BoschのeBikeデータを活用してユーザーに実際の付加価値を提供できる。eBike SDKを使用すると、速度や範囲などのデータを読み取り、アプリに統合することが可能だ。

スマートシステムは、ユーザーの同意を得た上で、eBikeデータをeBike Flowアプリを通じてBosch eBike Cloudと呼ばれるデジタルプラットフォームに送信する。eBikeメーカーはこのデジタルプラットフォームにアクセスし、対応するサービスを利用してeBikeライダーの利益を図ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る