日本高圧電気は7月2日から、ENEOSとの共同プロジェクトとして、日本初の「EVトラック対応の商用車向け共用充電ステーション」を設置し、東京都江東区のトラックステーションにて実証実験を開始した。
日本高圧電気は、ENEOSが抱える「スペース制約のため高圧受電設備の設置が困難」という課題に対し、柱上高圧受電装置を提案。これにより、コンパクトかつ安全に高圧受電装置を設置することが可能となった。通常、急速充電設備を設置するには高圧受電設備(キュービクル)が一般的だが、サービスステーションやトラックステーションのような場所では、安全性担保の観点から地面に高圧受電設備を置くことに多くの制約がある。
また、トラックの出入りをスムーズにするため広いスペースを確保しなければならず、従来のキュービクルでは場所の確保が困難であるという課題もあった。柱上設置型高圧受電設備により、設置面積を大幅に削減し、狭小な場所でのステーション運用が可能になった。
今回の充電ステーションは東京都江東区の新木場TS(運営:ENEOS ウイング)に設置される。