【鈴鹿8耐】「サステナブルに楽しむ」のが今年のトレンド? スズキの「CNチャレンジ」をブースでも体感

「チームスズキCNチャレンジ」セルロースマグカップ
「チームスズキCNチャレンジ」セルロースマグカップ全 20 枚

夏恒例、国内最大級のバイクレース「鈴鹿8耐」(2024 FIM世界耐久選手権“コカコーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会)がいよいよ7月19日に開幕する。各チーム、メーカーがさまざまな情報を発信している中、今年、新たな挑戦に賭けるスズキが、特設サイトをオープンした。トークイベントや応援グッズ販売に関する情報が更新されているが、それらのキーワードが「サステナブル」であることがトピックだ。

スズキは今年の鈴鹿8耐に、「チームスズキCNチャレンジ」として、サステナブル燃料をはじめ、タイヤやオイル、カウル、ブレーキなどにサステナブルアイテムを採用し、実験的クラスとして設定される「エクスペリメンタルクラス」にスズキ社内で選抜したメンバーを中心に構成されたチーム体制で参戦する。耐久レースの厳しい条件の中での実走行を通して環境性能技術の開発を加速し、市販車へのフィードバックをおこなうものだ。

GSX-R1000R ヨシムラSERT MOTUL EWC仕様をベースとしたCN仕様GSX-R1000R ヨシムラSERT MOTUL EWC仕様をベースとしたCN仕様

今回の鈴鹿8耐ではこの「CNチャレンジ」(カーボンニュートラルへの挑戦)を、レースだけでなく応援グッズをはじめさまざまな形でスズキブースで体感することができる。

まずはトークショーだ。7月19日(土)には『GSX-R1000R』で参戦するAutoRace Ube Racing Team、TERAMOTO@J-TRIP Racing、そしてチームスズキCNチャレンジがそれぞれライダートークショーをおこなうが、これに加えて、20日(日)にはチームスズキCNチャレンジに賛同した企業によるトークが繰り広げられる。スズキの挑戦への期待、そしてどのような技術開発がおこなわれているかなど裏話も飛び出すかもしれない。

「チームスズキCNチャレンジ」セルロースマグカップ「チームスズキCNチャレンジ」セルロースマグカップ

グッズ販売も「サステナブル」だ。ひとつは、限定販売の「セルロースマグカップ」。セルロースファイバーを51%以上配合し、プラスチック樹脂と組み合わせた「グリーンチップ CMF」(巴川コーポレーション)によって作られたオリジナルのスズキ&GSX-Rロゴ入りマグカップで、140度までの熱耐性を持ちながら、表記状は「紙」として扱われるものだとか。価格は税込1000円で、限定600個。

1回500円のガチャガチャでは、「ペットボトルキャップホルダーアクリルスタンド」を販売。スズキロゴの入ったミニキーホルダー付きのキャップホルダーで、これもセルロースファイバーを51%使用した“脱プラ”素材でできている。いずれもCNチャレンジへの応援を込めて、現地を訪れたらゲットしたい一品だ。

ペットボトルキャップホルダーアクリルスタンドペットボトルキャップホルダーアクリルスタンド

「CNチャレンジ展示コーナー」では、参戦マシンの「#0 GSX-R1000R(CNチャレンジ仕様)」参考展示、サステナブルアイテムの展示、そして折り畳み電動モペッド『e-PO(イーポ)』の参考展示もおこなわれる。

このイーポは、スズキとパナソニックサイクルテックが共同開発した原付一種の折り畳み電動モペッドで、ナンバーを取得し公道走行調査が進められている。いわゆるラストワンマイルなど生活の新たな足として期待されるモビリティで、正式な発売時期などは未発表ながら実車をチェックできる貴重な機会となる。

スズキとパナソニック サイクルテックが共同開発した原付一種の折り畳み電動モペッド『e-PO(イーポ)』スズキとパナソニック サイクルテックが共同開発した原付一種の折り畳み電動モペッド『e-PO(イーポ)』

スズキブースではこれらサステナブルな取り組みのほかにも、『ハヤブサ』をはじめ最新ラインアップの車両展示、「RSタイチ Team SUZUKI CNチャレンジTシャツ」「スズキオシTシャツ」「鈴木式Tシャツ」「ハイブリッドバスタオル」などレースを盛り上げるグッズの販売もおこなわれる。

「サステナブル」にレースを楽しむ、という観点から今年の鈴鹿8耐に臨んでみるのも面白いかもしれない。

「2024 FIM世界耐久選手権“コカコーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会」は7月19日から21日まで開催。会場は鈴鹿サーキット。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る