遅い、長い、暑い! お盆の渋滞、2023年の6割増を予測

東名高速
東名高速全 6 枚

NEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本/JB本四高速/日本道路交通情報センターは7月12日、お盆期間(8月8~18日)の高速道路での渋滞予測(10km以上の交通集中渋滞)を発表した。昨2023年と比較すると渋滞回数は増加する予測だ。

道路事業者各社は渋滞緩和のため、利用の日や時間帯を変更するなど、分散利用への協力をユーザーに呼びかけている。

各社が予測する10km以上の渋滞回数は上下線の合計504回。特に長い渋滞発生予測は以下の通り。

●8月10日の東北道下り、ピーク時は8~10時
最大45km、矢板北PA付近を先頭とする渋滞(都賀西方PA付近が末尾)
●8月12日の関越道上り、ピーク時は16~18時
最大40km、高坂SA付近を先頭とする渋滞(上里SA付近が末尾)
●8月10日の東名下り、ピーク時は7~11時
最大45km、秦野中井IC付近を先頭とする渋滞(東京TB/向ヶ丘BS付近が末尾)
●8月12日の中央道上り、ピーク時は17~21時
最大30km、小仏トンネル付近を先頭とする渋滞(大月IC付近が末尾)
●8月9日の名神下り、ピーク時は17~18時
最大30km、旧山科BS付近を先頭とする渋滞(菩提寺PA/BS付近が末尾)
●8月8日の名神上り、ピーク時は9~14時
最大25km、大津IC付近を先頭とする渋滞(大山崎JCT/IC/BS付近が末尾)
●8月11日の神戸淡路鳴門道下り、ピーク時は11時
最大25km、北淡IC付近を先頭とする渋滞(舞子BS付近が末尾)

昨2023年のお盆期間は荒天による出控えがあったため、今年の渋滞回数は昨年と比較すると増加する見込みだ。10km以上の渋滞回数予測は、今年が合計504回で前年実績189回プラス、下り213回で69回プラス、上り291回で120回プラス。前年実績比で6割り増しの予測だ。

渋滞緩和のポイントとして道路事業者各社は、(1)上り坂など速度低下を注意喚起している場所では、速度低下に注意すること、(2)走行中は余計なブレーキを踏まないように、十分な車間距離を確保すること、(3)渋滞中におけるむやみな車線変更は、渋滞の更なる悪化を招く可能性があるので控えること、を挙げている。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る