フィアット『グランデパンダ』初公開、世界市場に投入へ…EVは航続320km以上

フィアット・グランデパンダ
フィアット・グランデパンダ全 6 枚

フィアットは7月11日、新型コンパクトSUV『グランデパンダ』(Fiat Grande Panda)をワールドプレミア。世界市場に投入される予定だ。電動モデル(BEV)とハイブリッドモデルの両方を用意する。

Bセグメント初のパンダとなるこのモデルは、イタリアデザイン、グローバルプラットフォーム、地域適応性の3つの柱を掲げて開発された。持続可能性、包括性、シンプルさ、美しさがプロジェクトの価値観であり、1980年代のアイコニックな『パンダ』からインスピレーションを得ている。

フィアット・グランデパンダフィアット・グランデパンダ

グランデパンダは、初代パンダのクローンとも言える新しいBセグメント車で、手頃な価格と家族向けの設計が特徴。電動モデルのベース価格は2万5000ユーロを切るという。

トリノのFIAT Centro Stileで設計されたグランデパンダは、世界中で生産可能なマルチエネルギープラットフォームを採用している。顧客のニーズに応じた最適なパワートレインを選択できる。これは、フィアットがローカル生産からグローバル展開への移行を示している。

グランデパンダは、全長3.99m、全高1.57m、全幅1.76mとコンパクトなサイズでありながら、361Lのトランク容量と13Lの収納スペースを持つ。5人乗りの設計で、都市部での移動や家族旅行に最適という。

フィアット・グランデパンダフィアット・グランデパンダ

外観は、シルバーのスキッドプレート、光沢のあるブラックピラー、プライバシーウィンドウ、17インチのダイヤモンドカット合金ホイールなどを採用した。内装には、リンゴットビルのテストコースからインスピレーションを得たデザインが施されている。

新型グランデパンダの電動モデルは、44kWhのバッテリーと83kWのモーターを搭載し、WLTP複合サイクルで320km以上の航続を実現している。スパイラル充電ケーブルははボンネット下に収納され、トランクのスペースを節約。充電体験を簡単かつ整然としたものにする、とアピールする。

フィアット・グランデパンダフィアット・グランデパンダ

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る