フィアットの歴史を辿る新博物館「Casa FIAT」開館…創業125周年に合わせて

フィアットの歴史を辿る新博物館「Casa FIAT」
フィアットの歴史を辿る新博物館「Casa FIAT」全 5 枚

フィアットは7月11日、創業125周年に合わせて、新たな博物館「カーサ・フィアット(Casa FIAT)」をイタリアに開館した。

このプロジェクトは、「ピナコテカ・アニェッリ(アニェッリ絵画館)」とフィアットの協力により実現した。展示は、フィアットの歴史とトリノの伝説的な工場「リンゴット」との関係を辿る内容となっている。この工場は1920年代にジャコモ・マッテ・トゥルッコによって設計され、1990年代にレンゾ・ピアノによって修復された。

フィアットの歴史を辿る新博物館「Casa FIAT」フィアットの歴史を辿る新博物館「Casa FIAT」

展示はインタラクティブなディスプレイを使用し、「カーデザイン」「建築」「社会」「キッズ」の4つのテーマエリアに分かれている。これにより、来場者はフィアットの世界に完全に没入することができるという。博物館内では、フィアットの創業から最新の進化までの物語を展示。Casa FIATの中心には木製の『500』マスターモデルがあり、展示は1899年の会社設立から始まる。

展示は年代ごとに進行し、フィアットの歴史の重要な瞬間を紹介する。例えば、1957年に発売されたコンパクトな2シーターセダン『ヌオーバ500』や、1980年にジョルジェット・ジウジアーロが設計した多用途で革新的な『パンダ』などがある。この展示を通じて、過去とそのルーツの重要性を強調しつつ、新しい『グランデパンダ』に示されるように未来にも目を向けている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ滋賀・大分工場、部品供給不足で稼働休止…7月8-11日
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  5. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る