日産、バッテリー交換式の超小型EVを英国で販売へ、サイレンスとの提携を発表

日産がサイレンスと提携し超小型EVを英国で販売
日産がサイレンスと提携し超小型EVを英国で販売全 4 枚

日産自動車は7月15日、欧州の電動マイクロモビリティ車両メーカーのサイレンスとの提携を発表した。

この提携により、日産は2024年10月からサイレンスの製品を英国で販売する権利を持つことになる。サイレンスの製品には、『S04』と呼ばれるクアドリサイクル車両(超小型4輪車)や電動バイクが含まれる。

この提携により、日産の顧客はサイレンスの独自設計の製品にアクセスできるようになる。特に注目されるのは、都市環境での機動性を重視したコンパクトで軽量な超コンパクト電動車両のS04だ。この車両はL6eとL7eの2つのバリエーションがあり、それぞれ約148km、約175kmの航続が可能。最高速度はL6eが約45km/h、L7eが約87km/h。2つの5.6kWhバッテリーを搭載し、充電は直接充電、専用ステーションでのバッテリー交換、自宅やオフィスでの取り外し可能なバッテリーパックを使用した充電が可能だ。

日産がサイレンスと提携し超小型EVを英国で販売日産がサイレンスと提携し超小型EVを英国で販売

この提携は、日産の新しいビジネスプラン「The Arc」の一環。The Arcは、価値の創出と競争力の強化を目指しており、11の新モデルの投入とともに、戦略的なパートナーシップを活用してビジネスの成長と変革を推進することを目指している。サイレンスのような革新的な企業との提携により、新たな収益源の探索、電動車両への移行の加速、そして多様で変化する顧客ニーズへの対応を図る。

さらに、この提携は日産の持続可能な未来へのコミットメントを強化するものだ。日産は、ヨーロッパ全体の顧客に新しいモビリティソリューションを提供し、選択肢の多様性を広げ、新しい市場に進出することで、電動車両への移行をより包括的でアクセスしやすいものにする。

S04は、コンパクトな電動ドライブとスマートな接続性を提供する電動モビリティ。「My Silence」アプリを通じて、顧客はキーレスエントリー、位置追跡、航続距離とバッテリー充電状況の監視など、さまざまなデジタルサービスにアクセスできる。また、友人と車両のアクセスを共有することも可能で、キーの受け渡しが不要になる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る