日産の新型商用車『インタースター』、ユーロCAPで最高評価を獲得

日産インタースター
日産インタースター全 4 枚

日産自動車は7月15日、欧州新車評価プログラム(EuroNCAP)の最新の車両安全評価結果において、商用車の『インタースター』新型が最高評価を獲得した、と発表した。

厳格な安全テストの結果、新型インタースターは、総合スコア84%でプラチナ評価を受け、最高評価を得た。また、同時に評価された日産車では、『タウンスター』が78%、『プリマスター』が69%の安全アシスト性能を達成し、ゴールド評価を獲得した。この評価は、2023年からEuroNCAPが商用バンに対してより厳格なテストと評価基準を適用している中での成果だ。

日産は、安全性向上のために自動運転支援技術の開発と採用に取り組んでいる。歩行者や他の脆弱な道路利用者を検知し、ドライバーに警告する自動緊急ブレーキシステム(AEB)のテストでは、タウンスターが30点中26.8点、プリマスターが27.9点、インタースターが25.6点を獲得し、全車両が良好の評価を受けた。

日産タウンスター、プリマスター、インタースター日産タウンスター、プリマスター、インタースター

また、車線逸脱防止システムのテストでも、タウンスターとインタースターはそれぞれ20点中13.8点と16.3点を獲得し、高評価を得た。このシステムは、車線からの逸脱を警告し、緊急時には車両を道路上に留めるために介入する。

速度アシスト技術に関しても、タウンスターが15点中14.5点、インタースターが11.4点、プリマスターが9点を獲得した。これらの車両はデジタルマッピングとカメラを使用して現地の速度制限を検知し、自動的に速度リミッターを設定する。

乗員状態モニタリング評価では、インタースターとプリマスターが満点(15/15)、タウンスターが10/15を獲得した。これにはシートベルトリマインダーや注意アシスト技術が含まれており、ドライバーの安全を確保する。

EuroNCAPの新しい商用バン評価基準は、先進運転支援システムに焦点を当て、夜間の歩行者安全や自転車保護、新しいバン対車両の衝突シナリオを導入している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る