「世界で最も高効率なEV」は1kWで8km走る、航続675kmの米ルーシッド『エア・ピュア』とは

ルーシッド『エア・ピュア』の2025年モデル
ルーシッド『エア・ピュア』の2025年モデル全 7 枚

米国のルーシッド(LUCID)グループは7月16日、EVの『ルーシッド・エア・ピュア』の2025年モデルが、1kWhあたり5マイル(約8km)の走行距離と146MPGeのEPA評価を達成した、と発表した。これにより、世界で最も効率に優れるEVになるという。

ルーシッド・エア・ピュアは、84kWhのバッテリーパックでEPA推定420マイル(約675km)の航続を実現しており、持続可能な交通手段の新たなマイルストーンを打ち立てた。これにより、他のどの車両よりも少ない電力で長距離を走行できるため、バッテリーパックのサイズを小さくし、原材料の使用量を削減することが可能となる。また、充電時の電力網への負担も軽減される。

ルーシッド エアルーシッド エア

さらに、『ルーシッド・エア』の全モデルには、省エネヒートポンプが標準装備されており、寒冷地でも優れた航続を実現する。このヒートポンプは、2024年モデルの『ルーシッド・エア・サファイア』で初めて導入され、その後『ルーシッド・エア・グランドツーリング』にも追加された。

デジタル性能も向上しており、2025年モデルには新世代の制御ハードウェアが搭載されている。これにより、前世代と比べて処理能力が3倍、メモリが2倍となり、車内のインフォテインメント体験が向上している。

ルーシッド エアルーシッド エア

また、全モデルには「ドリームドライブ・プレミアムADAS(先進運転支援システム)」が標準装備されており、3Dサラウンドビュー・モニタリングやライブ・ブラインドスポット・ディスプレイなどが含まれている。特に『ルーシッド・エア・グランドツーリング』では、先進的な「スリルサウンド・プロ」サウンドシステムが標準装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る