ランチア『イプシロン』新型、限定車から納車開始、新ディーラーには高級家具も

イタリアで納車が開始されたランチア・イプシロン新型
イタリアで納車が開始されたランチア・イプシロン新型全 5 枚

ランチアは7月18日、プレミアム5ドアハッチバックの『イプシロン』新型の納車をイタリア本国で開始した、と発表した。この車は「EDIZIONE LIMITATA CASSINA」として限定1906台のみ製造され、ブランド創立年である1906年に敬意を表したモデルだ。

この限定車の特徴は、認証書が付属している点であり、電動バージョンにはFree2move Chargeが用意する充電パスとeasyWallboxも含まれている。これにより、ランチアの新しいプレミアムポジショニングが表現され、ディーラーでの顧客体験が細部にわたり重視されているという。

イタリア国内の160のブランドディーラーは、新しいコーポレートアイデンティティに基づき刷新された。これには、品質、電動化、持続可能性、革新的な販売モデルというランチアの戦略的な4つの柱が反映されている。カッシーナデザインの家具や高級素材を使用したショールームは、イタリアの家庭のリビングルームのような優雅さとホスピタリティを追求する。

イタリアで納車が開始されたランチア・イプシロン新型イタリアで納車が開始されたランチア・イプシロン新型

新しいショールームでは、顧客の歓迎から車のプレゼンテーション、試乗、納車までのプロセスが刷新され、新しいブランドポジショニングに沿ったプレミアムな体験が提供される。顧客が「自宅にいるように」感じられるよう設計されており、期待に応えることを目指している。

さらに、ランチアブランド専用の販売チームも一新された。240人の認定ディーラーからなるこのコミュニティは、2024年9月に終了する15か月間の2段階のトレーニングコースを受けている。ランチアのルカ・ナポリターノCEOは、2023年7月にCasa Lanciaコミュニティを通じてこの長期的な変革を開始し、販売員の役割をより中心的なものにすることを目指している。

新型ランチア・イプシロンは、電動化と持続可能性を強調しつつ、顧客にプレミアムな体験を提供する新しい時代の幕開けを象徴していると同社はアピールする。

《森脇稔》

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