コクピットが見えた! アウディの旗艦SUV『Q7』次期型、ニュルで高速テスト

アウディ Q7 次期型のプロトタイプ
アウディ Q7 次期型のプロトタイプ全 18 枚

アウディのクロスオーバーSUVでは旗艦となる『Q7』。開発が進む次期型のプロトタイプがニュルブルリンクでの高速テストに出現、そのコックピットをスクープ班のカメラが初めて捉えた。

【画像全18枚】

初代Q7は2005年に誕生。現行型となる2代目は2015年に登場し、今年2024年1月には改良新型を発表したばかりだが、満を持して2025年、10年ぶりの世代交代が行なわれる。これまで次期型のプロトタイプは何度かキャッチしているが、撮影できていなかったのが車内の写真だ。

開発車両のダッシュボードは、黒い布とビニールで完全に隠されている。だが、その形状から湾曲したデジタルインストルメントクラスターと、センタースタックの向こう側まで伸びる湾曲した一体型ディスプレイを搭載していることがわかる。また、助手席にはグローブボックスの上に映画のストリーミングや、ソーシャルメディアアカウントへのアクセスに使用できる、独自のスクリーンが装備されるようだ。

このレイアウトは、『Q6 e-tron』のものと似ているが、最終的にどうなるか、決定まではもう少し時間がかかりそうだ。またタッチセンサーボタン付きのステアリングホイールなど、“超進化”が見られるいっぽう、ホイールの右側にあるコラムステックは仕様や機能が不明で、トランスミッションシフターが新設計される可能性もある。

アウディ Q7 次期型のプロトタイプアウディ Q7 次期型のプロトタイプ

エクステリアでは、歴代Q7で初めてとなるスプリット・ヘッドライトを搭載、メインライトがLEDデイタイムランニングライトの下に配置される。グリルは薄く、ワイド化されていることもわかる。

側面では、サイドミラーがAピラー根元に移動された。リアエンドにはブーメラン型のLEDテールライトの形状が見えるが、これは暫定コンポーネントだろう。バンパーには開発中のデュアルエキゾーストパイプが装備されていることから、内燃機関を搭載したモデルであることは間違いない。

Q7次期型は、アウディが投入する内燃機関車の最後のグループの1車種になるはずだ。パワートレインには、さまざまなマイルドハイブリッドおよびプラグインハイブリッドが予想されるほか、ガソリンとディーゼルの選択肢も期待していいだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 60fpsの超滑らか映像、“全部入り”純正ミラー交換型デジタルルームミラーが登場
  3. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  4. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  5. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る