次世代EVの頭脳に、NIOがフルドメインOS「SkyOS」発表

NIOがフルドメインOS「SkyOS」発表
NIOがフルドメインOS「SkyOS」発表全 2 枚

NIOは7月27日、中国上海で開催された「NIO IN 2024」において、次世代EVの頭脳となるフルドメインOS「SkyOS」を発表した。

【画像全2枚】

SkyOSは、スマートEVとAIの時代において、NIOの技術基盤となるもの。車両の接続、制御、インテリジェントドライビング、デジタルコックピット、スマートフォンアプリケーションなど、全ての車両アプリケーションの管理と調整を統一する。

また、NIOはAI駆動のスマートシステム「Banyan 3」を発表した。このシステムは、NOMI GPTアーキテクチャを基盤とし、NOMIエージェントを導入することで、キャビン体験を「単一の受動的機能」から「積極的なインテリジェンス」へと進化させる。Banyan 3は、8月末までに中国市場からユーザーに提供される予定だ。

最後に、NIOは中国初の世界モデル「NIO World Model (NWM)」を発表した。このモデルは、データの完全な理解、長期的なシナリオ推論、意思決定を行うことができ、100ミリ秒で216のシナリオをシミュレートする能力を持つ。NWMは、NADArch2.0という新しいアーキテクチャを採用し、センサーからの生データを直接使用して意思決定を行うことで、情報の損失を減らし、予測精度を向上させる。

NIOは、NADArch2.0に基づくインテリジェントドライビングが今年後半から中国市場で段階的に展開されると発表している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  4. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  5. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る