BMWの次世代EV『ノイエクラッセ』、生産計画が明らかに 第一弾は2025年末のSUV

BMW ビジョン・ノイエ・クラッセX
BMW ビジョン・ノイエ・クラッセX全 5 枚

BMWグループは、次世代EV『ノイエクラッセ』の最新の生産計画を明らかにした。2025年後半、ハンガリー・デブレツェン工場で、まずは電動SUV「Xモデル」から生産を開始する。その後、ドイツ・ミュンヘン工場で、電動スポーツセダンの生産を開始する予定だ(8月1日発表)。

ビジョン・ノイエクラッセX

2025年から生産予定の市販モデルを示唆したコンセプトカーが、『ビジョン・ノイエクラッセX』だ。ビジョン・ノイエクラッセXでは、縦に並んだLEDユニットが、BMWの象徴的なライトの特徴に新鮮な解釈を与える。フロント中央のBMWキドニーグリルは、バックライト付き縦型フレームと共に、立体感のある彫刻的なフォルムに刷新された。ヘッドライトとキドニーグリルが連動して作り出す照明効果は、ドライバーの車両接近によって起動し、インテリアまでに広がる。

BMW ビジョン・ノイエ・クラッセXBMW ビジョン・ノイエ・クラッセX

リアは、パワフルでアスリートのような印象を追求した。中心部の奥まで届くリアライトは、L字型に水平的な要素を加えたデザインに。可変式の光強度が個別に制御される3Dプリントエレメントは、表現力豊かな深いエフェクトを放つ。

インテリアは、センターディスプレイがインスツルメントパネルと一体化し、前席の乗員はすべてのインフォテイメント機能を操作することができる。新設計されたマルチファンクション・ステアリングホイール、直感的なタッチ操作機能のセンターディスプレイ、「BMWパノラミックビジョン」が、「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」のボイスコントロールと相まって、直感的なインターフェイスとして機能する。BMWパノラミックビジョンは、フロントウィンドウの全幅に主要な情報を投影する。

最新の第6世代BMW「eDrive」テクノロジーを搭載する。改良されたe-driveユニットに加え、これまでの角形バッテリーよりも体積エネルギー密度が20%向上した新しい円形リチウムイオンバッテリーを搭載。これを800Vへ移行したシステムと組み合わせることで、充電速度が最大30%改善し、300kmの航続に必要な電気を10分で充電することができる。第6世代BMW eDriveでは、航続も最大30%延長されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る