ポルシェ911「タイプ964」をレストア&500馬力のEV化、『エニグマ』市販へ

サクリレッジモーターズの『エニグマ』のティザー写真
サクリレッジモーターズの『エニグマ』のティザー写真全 2 枚

サクリレッジモーターズは8月7日、同社初の市販クーペ『エニグマ』を8月18日、米国で開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで初公開すると発表した。

エニグマは、ワイドボディの1990年製のポルシェ『911』(タイプ964)がベース。これを、コンクールレベルの品質にまでレストアする。外装はアラビアングレーで仕上げられ、内装はオーナーの好みに合わせてカスタマイズされたイタリア製の手縫いレザーで包まれている。ヴィンテージの丸型ゲージは、電動ドライブトレインの性能を最適化するための重要な情報を表示する。

サクリレッジモーターズは、伝説的な空冷スポーツカーを再設計し、全く新しいドライビング体験を追求する。ハンドリングとステアリングの感触は従来のままながら、EV化によって加速と性能はベース車と全く異なるものに引き上げているという。レストアされたワイドボディは、クーペまたはロードスターとして販売される。外装は希望の色で仕上げられ、6層のクリアコートと塗装保護フィルムで覆われている。

モーターは500hpのパワーと500Nmのトルクを発揮し、ベース車両の重量を増やすことなく、ほぼスーパーカーの性能を実現している。3段階に調整可能なペンスキー・レーシング製ショックとブレンボの6ピストンブレーキを備え、他のEVでは味わえない機敏さとドライビングフィールを追求する。

サクリレッジモーターズは、2020年にフィル・ワーゲンハイムとポルシェの専門家であるボビー・シンによって設立された。ボビー・シンは、ポルシェのレストアやチューニングに30年の経験を持つ。

《森脇稔》

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