生産わずか11か月、価格は10万ドル超え? BMW『M2 CS』改良モデルどうなる

BMW M2 CSプロトタイプ
BMW M2 CSプロトタイプ全 17 枚

BMWは6月に、高性能コンパクト2ドアクーペ『M2』改良新型を発表したが、M2をベースとしたハードコアモデルとなる「M2 CS」の改良新型も準備中で、その詳細が見えてきた。

M2改良新型のパワートレインは、最高出力480ps、最大トルク600Nmにアップグレードされた、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、従来型より20ps、50Nmの増加となった。このパワーアップと、8速オートマチックトランスミッションにより、0から100km/hまでわずか4.0で加速できるとBMWはいうが、控えめな数値の可能性がある。

BMW M2 CSプロトタイプBMW M2 CSプロトタイプ

いっぽう最新情報によると、M2 CS改良新型は、最高出力525~535psとされており、先代の450psから大きな飛躍となる。後輪駆動のみ、オートマチックトランスミッションのみの設定を予想する報道もあり、M2の加速性能は6速マニュアルギアボックス仕様のほうが劣るため、その可能性は高い。

捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、給気口を備えたヘッドライトを装備、バンパーには複雑な形状のエアインテークがいくつも配置されているほか、下部にはフロントスプリッターが装着されている。

足回りでは、大径ホイールにブルーのMブレーキキャリパーを装備、後部ではダックテールスポイラーが確認できるほか、クワッド(4本)エキゾーストパイプも見てとれる。

BMW M2 CSプロトタイプBMW M2 CSプロトタイプ

またルーフはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が採用されるほか、内部では、アルカンターラで包まれたステアリングホイールやカーボンファイバートリムが多用される見込み。

M2 CS改良新型の生産は2025年8月に開始され、翌年の7月に終了する予定だ。わずか11か月間しか生産されない、希少な台数となりそうだ。価格は、先代の8万3600ドル(約1220万円)を超えて10万ドル(約1450万円)以上は濃厚で、完売後はプレミアがついて高騰するはずだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る