フェラーリ『テスタロッサ・スパイダー』の再来、ピニンファリーナの電動ハイパーカー「ターガメリカ」

アウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ・ターガメリカ
アウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ・ターガメリカ全 4 枚

アウトモビリ・ピニンファリーナ(Automobili Pininfarina)は8月15日、電動ハイパーカー『バッティスタ』の「ターガメリカ」を発表した。

アウトモビリ・ピニンファリーナ『バッティスタ・ターガメリカ』

『バッティスタ・ターガメリカ』は、アウトモビリ・ピニンファリーナが初めてクライアントの依頼に基づいて製作したコーチビルトカー。「Dream Cars, Made Real」というブランドの哲学を体現している。著名な車コレクターであり既存のバッティスタのオーナーによって依頼されたこの車は、クライアントの個性と歴史を反映した一台限りのデザインと技術の結晶という。

アウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ・ターガメリカアウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ・ターガメリカ

カンビアーノのアトリエでピニンファリーナと共同で手作業で製作されたこの車は、クライアントの趣味や興味、ユニークな人生を反映している。イベント終了後、この車は世界有数のプライベートコレクションに加わる予定だ。

バッティスタ・ターガメリカは、シルバーとブルーのカラーリングが特徴で、屋根のないプロファイルに合わせてボディが再設計されている。また、PURAデザイン哲学を取り入れており、未来的なビジョンと時代を超えたラグジュアリーを融合させている。

この車の多くのディテールは、1986年にフィアットの会長であったジャンニ・アニェッリのために製作されたフェラーリ『テスタロッサ・スパイダー』にインスパイアされている。シルバーの外装とブルーとブラックのディテールは、テスタロッサ・スパイダーへの明確なオマージュだ。

アウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ・ターガメリカアウトモビリ・ピニンファリーナ・バッティスタ・ターガメリカ

バッティスタ・ターガメリカは、4つの独立した電動モーターと120kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、1900hpのパワーと2340Nmのトルクを発揮する。このため、0-100km/h加速は2秒以下であり、最高速度は300km/hを超える。

この車のユニークな特徴として、キャビン内に設置されたカスタマイズされたシガーホルダーとヒュミドールが挙げられる。これは、クライアントのライフスタイルを反映したものであり、車のパーソナライズされた性質を示している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  3. 3代目ホンダ『シビック・タイプR』、1/18スケールダイキャストミニカー発売…ディスプレイエンジン付属
  4. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る