マヒンドラグループは8月15日、英国の伝説的なバイクブランド「BSA」をインド市場に導入すると発表した。
バーミンガム・スモール・アームズ・カンパニー(BSA)は、かつて世界最大のバイクメーカーであり、1861年の創業以来、多くのファンを持つ英国のブランドだ。
BSAは、英国のバイク工学の「ゴールドスタンダード」とされるアイコニックな『ゴールドスター(Gold Star)』を擁し、インド市場に参入する。BSA『ゴールドスター 650』は、2021年に英国で復活し、ヨーロッパ、トルコ、ニュージーランド、フィリピンで成功を収めている。今度はインドのバイクファンを魅了する予定で、米国、オーストラリア、日本にも間もなく進出する計画だ。
ゴールドスター 650には、インド最大のシングルシリンダーとして、水冷652ccエンジンを積む。セグメントトップの55Nmと45.6psのパフォーマンスを発揮する。
ブレンボ製ブレーキ、デュアルチャンネルABS、アルミ製Excelリム、ピレリ製タイヤを採用した。クラシックな英国スタイルとモダンなデジタルアナログメーターを装備する。
BSA ゴールドスターは、1938年に英国で誕生し、数々のスピード記録を打ち立て、レースサーキットを席巻した。その名はバイクファンの間で広く知られている。新しいゴールドスターは、英国のRedline StudiosによるデザインとRicardoによるエンジニアリング、そしてグラーツ工科大学のエンジン専門知識を融合させたものだ。
ゴールドスターは、クラシックなデザインとモダンな機能を融合させている。12VソケットとUSB充電ポートを装備し、長距離のツーリングでもライダーが常に接続状態を保てるようにしている。ライダーに焦点を当てた設計には、調整可能なリアショックが含まれており、快適性を追求している。