フクロウの翼に着想、静かに回る新開発の「バイオニックファン」マーレが発表へ

マーレ、フクロウの翼に着想を得て静かに回る新開発バイオニックファンを開発
マーレ、フクロウの翼に着想を得て静かに回る新開発バイオニックファンを開発全 3 枚

MAHLE(マーレ)は、9月にドイツで開催されるIAAトランスポーテーション2024において、商用車の騒音を大幅に低減するバイオニック高性能ファンを初公開する。このファンは、特に大出力が必要とされる燃料電池車やEV向けに開発された。

MAHLEのエンジニアは、このファンブレードの設計をフクロウの翼から着想した。フクロウは世界で最も静かな鳥の一種であり、その羽毛にはノイズを低減する効果がある。このバイオニックファンブレードは、トラックのファンノイズを最大4dB(A)まで低減でき、従来のファンノイズを半分以上低減することに相当する。

この大幅な騒音低減により、特に夜間の住宅地や充電ステーションにおいて、走行時と充電時の騒音問題が解決される。また、ファンは従来の設計よりも効率が10%向上し、10%軽量化されている。さらに、この新開発バイオニックファンは乗用車にも使用可能だ。

IAAトランスポーテーション2024は、9月17日から22日までドイツ・ハノーファーで開催される。MAHLEは、このイベントでこの製品を世界で初めて公開する予定だ。

《森脇稔》

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