フェラーリ「マラネロ」ベースにアナログ追求した新型車、503馬力V12の「ヴェローチェ12」

トゥーリング・スーペルレッジェーラの『ヴェローチェ12』
トゥーリング・スーペルレッジェーラの『ヴェローチェ12』全 3 枚

トゥーリング・スーペルレッジェーラは、米国で開催された「The Quail, A Motorsports Gathering」において、『ヴェローチェ12』を初公開した。フェラーリ『550マラネロ』(1996~2001年)をベースにしている。

フェラーリ・マラネロがベースの新型車

同社は、1926年から続くイタリアの伝統的な自動車メーカーだ。同社は、イタリアの職人技と最新技術を融合させた新型車として、ヴェローチェ12を発表した。この車は、純粋なドライビングプレジャーのために、現代の電子機器に頼らないアナログな体験を追求する。

同車の中心には、自然吸気の5.5リットルV12エンジンが搭載されている。このエンジンは、過去の伝説的なグランツーリスモ車を彷彿とさせるもので、503hpを発揮する。これはフェラーリ550マラネロよりも25hp増加しており、強化された排気システムと冷却システムにより、効率が30%向上している。

内装には、イタリアの豪華な素材がふんだんに使用され、無限のカラーバリエーションが選べる。外装はカーボンファイバー製のボディで、エキゾチックなエレガンスと未来的なデザインが融合している。アダプティブサスペンションにより、どんな道路状況でも正確なダンピング調整が可能で、ダイナミックなドライブを実現する。

強化されたシャシーは、現代のねじり剛性を高め、ブレーキシステムは大型ディスクとアップグレードされたキャリパーにより、優れたペダルフィールと性能を発揮する。排気システムはV12エンジンの咆哮をシンフォニックなクレッシェンドに変え、ドライビング体験を一層引き立てるという。

ヴェローチェ12は、イタリアの職人技、創造性、美と品質への深い理解を体現している。この車は、トゥーリング・スーペルレッジェーラの輝かしい過去に敬意を表しつつ、未来を見据えた精密な設計が施されている。全てのディテールにおいて、イタリアのエレガンスと性能の本質を捉え、忘れられないドライビング体験を追求している。

《森脇稔》

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