ポルシェ『911ターボ』50周年記念仕様の日本予約を開始、価格は3642万円から

911ターボ50イヤーズ
911ターボ50イヤーズ全 18 枚

ポルシェジャパンは、『911ターボ』誕生50周年を祝う特別限定モデル、ポルシェ911ターボ50イヤーズ」の予約受注を8月16日より全国のポルシェ正規販売店で開始した。価格は3642万円(消費税込)から。

このアニバーサリーモデルは、世界限定1974台で生産され、911ターボの歴代モデルを彷彿とさせるデザインを特徴としおり、1974年に登場した初代911ターボへのオマージュとして、様々な独自のデザイン要素が取り入れられている。

エクステリアデザインでは、サイドにビニールグラフィックが施され、新色「ターボナイト」が初めて911に採用された。アンスラサイトグレーのディテールが歴史への言及を示し、ドアを開くとLEDプロジェクターがターボチャージャーの映像を地面に投影するなど、ポルシェは細部にまでこだわった。

インテリアでは、初期モデルへのオマージュとして、マッケンジータータンのシートカバーが採用された。随所に配された“Turbo 50”ロゴや、専用デザインのアナログ式サブセコンドクロックなど、50周年を祝うための特別な装飾が施されている。

911ターボ50イヤーズ911ターボ50イヤーズ

パフォーマンス面では、3.7リットル水平対向エンジンを搭載し、最高出力650PS、最大トルク800N・mを発揮する。0-100km/h加速は2.7秒。

オプションで「50イヤーズ・オブ・ターボヘリテージデザインパッケージ」も用意され、1970年代の911ターボを想起させる要素がさらに追加される。このパッケージでは、アベンチュリングリーンメタリックをベースカラーとし、ホワイトのデコレーティブグラフィックや、1964年の歴史的なポルシェクレストを用いるなど、クラシックな魅力を引き立てた。

911ターボ50イヤーズ911ターボ50イヤーズ

また、オーナー限定の特別なクロノグラフも発売される。このタイムピースは車両と同じく1,974本の限定生産で、車両のデザイン要素を反映している。

価格は3642万円(消費税込)からで、8速PDKトランスミッション、右ハンドルと左ハンドルの両方が選択可能だ。この記念モデルは、ポルシェミュージアムの特別展「Beyond Performance - 50 Years of Porsche Turbo」でも展示されている。ポルシェは、この911ターボ50イヤーズを通じて、伝統と革新を融合させた特別なスポーツカー体験を提供する。50年の歴史を持つ911ターボの魅力を凝縮し、最新のテクノロジーと組み合わせることで、過去と未来をつなぐ唯一無二のモデルを生み出した。

《宗像達哉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る