ボッシュ、車両効率を高める新デジタルサービス発表へ…IAAトランスポーテーション2024

ボッシュの「ビークル・ヘルス」
ボッシュの「ビークル・ヘルス」全 1 枚

ボッシュは、ドイツで9月に開催される「IAAトランスポーテーション2024」において、新しいデジタルサービスを初公開する。

このサービスは、フリート運営者や自動車メーカーが車両の効率を向上させるためのもの。技術的な基盤として「オートモーティブ・コネクティビティ・ハブ」を使用し、メーカーに関係なくどの車両にも後付け可能で、車両の運行データや診断データにアクセスできる。

効率向上サービスの一例として、「レトロフィット・エフィシェンシー・モジュール」がある。このモジュールは、中央データベースに保存された経験値に基づいて速度を調整し、消費を最大4%削減する。また、「ビークル・ヘルス」は標準化されたエラーコードやメーカー固有のエラーコードを記録し、クラウドで評価する。これにより、問題を早期に認識し、優先的なサービスを提案することで、予期せぬ故障を大幅に減少させる。

電動車両向けには、「バッテリー・イン・ザ・クラウド」が用意されている。このサービスは、高電圧バッテリーの性能と寿命を向上させるもので、バッテリーの状態や使用状況に関するデータを継続的に記録し、老化や欠陥を予測し、急速充電の挙動を最適化する。

さらに、「デジタル・フューエル・ツイン」は、既存のフリートで代替燃料を使用したい運営者に最適という。この機能は、代替燃料の使用とCO2削減を自動的に検証し、監査に対応する。

リアルタイムで車両やフリートの状態を監視するために、「ライドケア・インサイト」は、車体の損傷、車内での喫煙、リスキーな運転行動を検出するインテリジェントセンサーボックスを使用する。

ボッシュのこれらのデジタルサービスは、車両の効率と信頼性を向上させ、運用計画が容易になることを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る