「世界初のレトロハイパーカー」誕生!? ポルシェの名車「959」を最新モデルで再現『KALMAR 9X9』

KALMAR 9X9
KALMAR 9X9全 5 枚

デンマークのKALMAR Automotiveは8月16日、世界初のレトロハイパーカー『KALMAR 9X9』を米国で開催された「The Quail, A Motorsports Gathering」で世界初公開した。ポルシェ『911』(タイプ993)をベースに、名車『959』風のデザインを採用する。

KALMAR 9X9は、9X9、9X9 Sport、9X9 Leichtbauの3バージョンで登場する。KALMAR Automotiveは、デザインプロセス全体において顧客が関与することを重視しており、それぞれのモデルは、顧客の要望に応じてカスタマイズが可能となっている。

KALMAR 9X9KALMAR 9X9

KALMAR 9X9は、3.8リットルターボエンジンを搭載し、930hpを発揮する。このエンジンは、デュアルクラッチトランスミッションと高度な全輪駆動システムが組み合わされ、アダプティブサスペンションと後輪ステアリングを通じて地面にパワーを伝える。エンジンマウントや吸気・冷却システムの最適化、セラミックベアリングの使用など、KALMAR Automotiveの革新への取り組みが随所に見られる。

KALMAR 9X9のボディは、デンマークのAerotakによるCFDテストを経て、最適な空力性能を実現している。カーボンファイバーボディの重量は100kg以下で、100以上の部品から構成されている。

KALMAR 9X9KALMAR 9X9

インテリアはミニマリストなデザインで、運転の楽しさを重視している。アナログの回転計とLCDスクリーンが融合し、必要な情報を表示する。ナビゲーションシステムやラジオは搭載されておらず、Bluetooth機能で現代のデバイスと接続可能だ。軽量シートは個別にカスタマイズされ、一体感を感じられるよう設計されている。

9X9、9X9 Sport、9X9 Leichtbauの各バージョンは、それぞれ異なるドライビング体験を持つ。9X9は、GT志向のドライビング体験を提供し、長距離ドライブやグランドツーリングに最適。9X9 Sportは、3.0リットルターボエンジンと7速マニュアルトランスミッションを搭載し、よりドライバー志向の体験が可能。9X9 Leichtbauは、4.0リットル自然吸気エンジンと6速マニュアルトランスミッションを搭載、1250kgの軽量ボディで究極のドライビング体験を追求する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  3. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
  4. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  5. ガソリンの暫定税率「11月1日」廃止で野党8党一致、臨時国会法案提出へ[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る