キャンピングカーの防災活用、日本RV協会が啓蒙活動

なぜ災害時にキャンピングカーか
なぜ災害時にキャンピングカーか全 5 枚

日本RV協会(JRVA)は、全国各地でキャンピングカーショーや防災訓練を通じて、災害時のキャンピングカーの有用性を啓蒙している。

東京都中野区で9月1日に開催される「防災フェアなかの2024」、および兵庫県但馬地域で同じく9月1日にに開催される「合同防災訓練」に参加すると発表した。

会場では、災害時に活躍するキャンピングカーの展示や、実際の活用事例をパネルで紹介とする予定だ。キャンピングカーは、迅速な避難や移動が可能で、プライベートスペースを確保できるため、災害時の避難シェルターとして有用である。また、電気や水、ガスなどの生活設備を備えており、衛生的な環境を維持しながら過ごすことができる。

日本RV協会が行った調査では、98.3%のオーナーが「キャンピングカーが災害時に活躍する」と回答しており、91%以上が「プライバシーの確保」を重要視している。避難所ではプライベートな空間が持てないことが多いが、キャンピングカーは家族単位のプライベート空間を提供し、ストレスを軽減する。

日本RV協会は、地方自治体が主催する防災訓練への参加やキャンピングカーショーでの防災ブース設置など、積極的な防災啓蒙活動を行っている。昨年は宮城県栗原市と包括連携協定を締結し、今年は静岡県浜松市および岐阜県大垣市と災害協定を締結した。これにより、災害発生時の支援や被災地の復興サポートにキャンピングカーを活用する。

令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、石川県からの要請を受け、会員企業に被災地派遣車両の募集を行い、キャンピングカー60台を派遣した。これにより、被災地での宿泊場所の確保が難しい環境下で、応援職員の宿泊施設として活用された。

今後も日本RV協会は、自治体との協定を通じて、キャンピングカーを活用した災害対策や防災支援を全国に展開していく予定である。

《小崎未来@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る