カミンズ、トラック向け水素エンジンや電動化技術を一挙出展へ…IAAトランスポーテーション2024

カミンズ(イメージ)
カミンズ(イメージ)全 1 枚

カミンズは、9月にドイツ・ハノーバーで開催される「IAAトランスポーテーション2024」に、トラックメーカーを支援するための幅広いパワーソリューションを出展すると発表した。

今回の展示では、ユーロ7およびEU CO2 HDV規制に対応するための先進的なディーゼルエンジン、ゼロカーボン水素エンジン、バッテリー電動技術および水素燃料電池技術が紹介される。さらに、リアドライブアクスル、e-アクスル、ブレーキなどのパワートレイン技術も展示され、これまでで最も包括的な技術ショーケースになるという。

ユーロ7対応のX10エンジンやX15H水素内燃エンジンを含むカミンズの製品ラインナップがそろう。これらの製品は最新のアフタートリートメントシステム、イートン・カミンズ製トランスミッション、メリトーMIS-10独立フロントサスペンション、17X HEリアアクスル、ELSA 225 Hエアディスクブレーキと共に展示される。これらの技術は燃料効率の向上、排気ガスの削減、車両性能の改善を目指している。

カミンズはまた、水素システムの進展にも力を入れており、e-ターボチャージャー、e-コンプレッサー、水素再循環ポンプ、燃料電池インジェクター、燃料電池エジェクターを展示する。これらのコンポーネントは燃料電池の効率を向上させ、騒音を低減し、信頼性を高めることを目的としている。さらに、ETCとの合弁事業のNPROXXから最新のタイプIV水素燃料貯蔵システムも展示される。

物理的な製品に加えて、カミンズはバルブトレイン技術、ターボチャージャー、アフタートリートメント、ドーサー、アクスルを含む仮想インタラクティブ展示も行う。このインタラクティブ展示は、参加者が最先端の製品や技術に没入しながら体験できるユニークな機会を提供する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る