ミドリムシ由来のバイオ燃料開発へ、ユーグレナとペトロナスが共同研究契約締結

ミドリムシ由来のバイオ燃料を手がけるユーグレナ
ミドリムシ由来のバイオ燃料を手がけるユーグレナ全 1 枚

ユーグレナは8月28日、マレーシアのペトロナスリサーチ社と微細藻類の大規模生産技術を確立し、バイオジェット燃料(SAF)や次世代バイオディーゼル燃料(HVO)などのバイオ燃料の原料として活用することを目指す包括的共同研究契約を締結した、と発表した。

ペトロナスリサーチは、マレーシアのグローバル・エネルギー・グループPETRONAS社の研究開発部門を担う子会社。ユーグレナとペトロナスリサーチは、ユーグレナ、PETRONAS、Enilive S.p.A.の3社によるバイオ燃料製造プラントを建設・運営するプロジェクトへのバイオ燃料用原料の供給実現を目指し、微細藻類の大規模生産に向けた培養、藻体回収、油脂抽出、脱脂藻体等の副産物利用などに関する技術開発において共同研究を開始する。

ユーグレナは、ペトロナスリサーチと緊密なパートナーシップのもと、共同研究を通じてより具体的な気候変動問題解決への貢献に取り組んでいく。

ユーグレナは、2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(日本名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功した。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開している。

また、2014年よりバングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を継続的に実施している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る