BYDの小型EV『ドルフィン』、2つの新グレード「アクティブ」「ブースト」英国モデルに

BYDドルフィン
BYDドルフィン全 6 枚

BYDは9月2日、コンパクトEV『ドルフィン』に、新グレードの「アクティブ」と「ブースト」を英国で設定すると発表した。これにより、既存の「コンフォート」と「デザイン」グレードに加え、ドルフィンシリーズのラインアップが完成したとしている。

この新しいCセグメントハッチバックは、独特の「遊び心ある」デザインと多用途性、機敏さ、そして豊富な標準装備を兼ね備えており、BYDの革新的なEV技術を搭載している。

ドルフィンは、BYDの「オーシャン美学」デザインコンセプトを初めて採用したモデルであり、イルカをモチーフにしたスタイリッシュな外観が特徴。60.4kWhと44.9kWhのリチウム鉄リン酸塩(LFP)バッテリーを搭載し、EV専用の安全ボディ構造を持つ。また、アクティブおよびパッシブの安全機能が充実している。

BYDドルフィンBYDドルフィン

BYDのブレードバッテリーは、コバルトフリーのLFPバッテリーであり、厳格な釘貫通試験をクリアしている。高い安全性と熱安定性を誇り、優れたパワー密度と超低エネルギー消費を実現している。このバッテリーは、BYDの先進的なe-プラットフォーム3.0とシームレスに統合されており、システム効率と車両の知能を向上させている。

ドルフィンのアクティブは44.9kWhのバッテリーと70kW(95ps)のモーターを組み合わせ、AC電源で最大7kW、DC電源で最大65kWの充電が可能。WLTPサイクルで340kmの航続を持つ。ブーストは同じバッテリーと130kW(176ps)のモーターを組み合わせ、11kWのAC(3相)充電器または65kWのDC電源で充電でき、310kmの航続を可能にする。100kWのDC充電器を使用すれば、バッテリーを30%から80%まで、28分で充電できる。

高効率ヒートポンプと業界初のバッテリー用直接冷却・加熱システムを搭載しており、冬季の熱効率を最大15%向上させる。このシステムは、さまざまな熱源からの熱を管理し、低温時の航続を向上させる。また、CRBS再生ブレーキシステムは、ブレーキエネルギーを効率的に回収する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る