「炎と氷」90年代のゴルフ思わせる特別仕様、VWの最強EV『ID.3 GTX』に登場

フォルクスワーゲンID.3 GTXの「FIRE+ICE」(右)と2代目ゴルフの「Fire and Ice」
フォルクスワーゲンID.3 GTXの「FIRE+ICE」(右)と2代目ゴルフの「Fire and Ice」全 8 枚

フォルクスワーゲンは9月6日、スイスのロカルノで開催されたID. Meetingにおいて、『ID.3 GTX FIRE+ICE』を発表した。

2代目ゴルフを彷彿とさせる特別仕様の「FIRE+ICE」

この車両はドイツ・ミュンヘンに拠点を置く高級スポーツファッションブランドBOGNERとの共同開発によるもの。1990年代に人気を博した『ゴルフFire and Ice』を彷彿とさせるデザインが特徴だ。

ID.3 GTX FIRE+ICEは、特別な3層塗装とガラスビーズ効果を持つエレクトリックバイオレットパールエフェクトカラーを採用しており、光の加減で色が変わる特性を持つ。また、ルーフフレームストリップにはフレーミングレッドの赤い陽極酸化塗装が施され、スポーティなアクセントを加えている。21インチのホイールも青い陽極酸化塗装で仕上げられ、ダイナミックな外観を強調している。

内装は「FIRE」と「ICE」の2色に分かれており、運転席側はフレーミングレッド、助手席側はアイスブルーでデザインされている。ステンレス製のアクセルペダルには「FIRE+ICE」の特別デザインが施され、上部のインストルメントパネルやフロアマットにもレーザー刻印が施されている。

ID.3 GTX FIRE+ICEは、240kW(326ps)のパワーと最大トルク545Nmを誇るフォルクスワーゲン最強の電動モーターを搭載しており、0-100km/h加速は5.7秒、最高速度は200km/hに制限されている。79kWhのリチウムイオンバッテリーは、DC急速充電ステーションで最大185kWの充電が可能で、10%から80%までの充電が約26分で完了する。WLTP基準での航続距離は最大601kmに達する。

1990年代に登場した2世代目ゴルフのFire and Iceは、ファッションデザイナーのウィリー・ボグナーとのコラボレーションで生まれた特別モデルで、スポーティかつ快適なデザインが特徴だった。合計1万6700台が販売され、当初の計画を大幅に上回る成功を収めている。

《森脇稔》

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