WHILL、京都など観光名所で近距離モビリティサービス開始へ

WHILLが今秋から観光地で近距離モビリティサービスを開始
WHILLが今秋から観光地で近距離モビリティサービスを開始全 2 枚

WHILLは9月12日、法人向けサービス「WHILLモビリティサービス」を通じた近距離モビリティ「WHILL」の貸出サービスを、京都市中心エリア、姫路城周辺エリア、小田原城周辺エリア、城崎温泉街、金沢市中心エリアなどで、今秋以降に順次開始すると発表した。

各地のユニバーサルツーリズム協会や観光センターなど5団体と連携し、高齢化やインバウンド需要の加速に伴う高齢世代やその家族などの旅行ニーズに応える。

ユニバーサルツーリズムは年齢や障害の有無にかかわらず誰もが楽しめることを目指して設計され、その市場規模は現在、国内3000万人とされる。移動やアクセシビリティ環境が不十分なため旅行を躊躇う人も多く、こうした不便が解消された場合の潜在的市場規模は1.5倍の4200万人程度に拡大し、2035年まで伸び続けると試算されている。法改正に伴う「合理的配慮の義務化」や旺盛なインバウンド需要も相まって、旅行/観光業界における環境整備の機運が高まっている。

5つのエリアでは、法人向けウィル導入パッケージ「WHILLモビリティサービス」を活用し、免許不要で誰もが簡単に操作できるウィルのレンタルサービスが提供される。採用モデルは「WHILL Model C2」を中心に、姫路では「WHILL Model S」も利用される。電動であるため気軽に操作ができ、高いデザイン性から観光先の景観にも馴染みやすいのが特徴。普段は車椅子を使わないが長距離の歩行がつらい人や、車椅子を押す家族などが、体力や周囲を気にせずウィルで自由に散策できる環境を整える。

WHILLは今後、各地の観光団体や観光エリアのステークホルダーと密に連携しながら、アクセシビリティ環境整備を進めていく考えだ。実績やノウハウを全国の団体・協会にも横展開し、WHILLモビリティサービスのさらなる社会普及を通じ、あらゆる人がいつでもどこでも安心快適に近距離移動できる社会の実現を目指す。

《森脇稔》

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