ジェイテクト、電動アシスト技術を活用した介護用品を開発…国際福祉機器展に出展へ

ジェイテクトのJ-PAS fleairyを装着してベッド介助
ジェイテクトのJ-PAS fleairyを装着してベッド介助全 3 枚

ジェイテクトは9月18日、東京ビッグサイトで10月2日~4日に開催される「第51回国際福祉機器展 H.C.R.2024」に出展すると発表した。

国際福祉機器展 H.C.R.は、アジア最大規模の福祉機器展示会であり、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用したロボット介護機器まで、世界中の福祉機器が一堂に集まる。

ジェイテクトは「JTEKT Group 2030 Vision」を掲げ、「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を目指している。同社は、製品と製造設備に関する技術や知見を集約したテクノロジープラットフォーム(テクプラ)を活用し、社内外の課題解決を提案するソリューション共創センター(ソリセン)の開設を進めている。

今回の展示会では、超高齢社会における介護負担増の課題を解決するため、自動車部品製造で培った電動アシストユニット技術を活用した介護用品を出展する。トヨタグループの技術と知見を結集し、「次期介護領域商材」を展示することで、介護領域にソリューションを提案する。

主な出展製品としては、介護専用アシストスーツ「J-PAS fleairy」がある。このスーツは、介護作業における腰の負担軽減を目的に開発され、センサー内蔵により人の動きに調和し、必要な時に必要な力をアシストする。ブース内では試着体験も可能で、ベッド介助などの作業動作を体験できる。

また、日進医療器株式会社のブースでは、同社とジェイテクトが共同開発した介助用車いす電動アシストユニット「軽e(かるいー)」を搭載した車いす「ウルトラシリーズ NAH-U2W」が展示される。このユニットは、上り坂や長距離移動での介助操作をアシストし、自動ブレーキ機能も備えている。これにより、介助者と被介助者のQOL向上に貢献する。

《森脇稔》

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