アストンマーティン、サステナブルなアルミ鋳物の開発を促進…100%リサイクル素材の使用めざす

アストンマーティン(イメージ)
アストンマーティン(イメージ)全 1 枚

アストンマーティンは9月19日、軽量かつサステナブルなアルミニウム鋳物の開発を促進すると発表した。

アストンマーティンは、サプライチェーンのサステナビリティを向上させる目標を掲げており、英国政府から600万ポンドの資金提供を受けた。これにより、軽量かつサステナブルなアルミニウム鋳物の開発が進展する。この資金は、未来のアストンマーティン車に還元される予定だ。

この政府補助金は、競争的なプロセスを経て英国先進推進システム技術センター(APC)から得られたもの。コヴェントリーを拠点とするアルミニウムのサプライヤーであるサーギンソンズ社が主導する5社共同研究開発プロジェクト「PIVOT」を支援する。アストンマーティンはこのプロジェクトを通じて、アルミニウム鋳物の設計、重量、炭素排出量、生産量を全面的に見直し、100%リサイクル素材を使用することを目指している。

この資金提供に関する発表により、アストンマーティンのサステナビリティ戦略「Racing. Green.」は新たに一歩前進した。アストンマーティンは8月、CSRヨーロッパが推進する自動車サプライチェーンの社会的、倫理的、環境的パフォーマンスの向上に協力する自動車メーカー16社のパートナーシップ「Drive Sustainability」に正式に加入した。

さらに、アストンマーティンはプラグイン・ハイブリッド車とバッテリー式電気自動車の導入を見据えた新設計パワートレイン・アプローチの一環として、内燃機関の代替システムを開発している。その初代モデル『ヴァルハラ』は、今年後半にフル生産に入り、2025年には納車開始予定だ。

《森脇稔》

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