これで2億円なら安い!? シンガーが蘇らせたポルシェ『930コンバーチブル』の実力は

ジンガー・ターボ・スタディ・コンバーチブル 改良モデルのプロトタイプ
ジンガー・ターボ・スタディ・コンバーチブル 改良モデルのプロトタイプ全 12 枚

「シンガー・ヴィークル・デザイン」社は、米ロサンゼルスに拠点を置く、ポルシェ専門のレストアブランドだ。2022年にはポルシェ『ターボ・スタディ・コンバーチブル』を初公開したが、その改良新型のプロトタイプを独ニュルブルクリンクでスクープした。

ジンガー・ターボ・スタディ・コンバーチブル 改良モデルのプロトタイプ

シンガーはカーメーカーではなく、空冷ポルシェ911のオーナーに個別のレストアサービスを提供している会社だ。レストアしたクルマを自身では『シンガーによって再構築されたポルシェ911』と呼ぶ。いわゆる“レストモッド”=修復&改造だ。日本ではコーンズ・モータースと提携している。

したがって、ターボ・スタディ・コンバーチブルは量産車ではなく、レストア&カスタムのサンプルパッケージということになる。プロトタイプもそういったサンプルかもしれないし、個別の顧客向けの1台かもしれない。市販される量産車と同じ文脈で「改良新型」という言葉は使えないだろう。

ターボ・スタディ・コンバーチブルは、1989年発表の第3世代『911』をベースに、1974年発表の第2世代『911』(いわゆる930)にインスパイアされてカスマイズした、ブランド初のオープントップモデルだ。ボディにはカーボンファイバーのボディにカリズレッドの塗装仕上げがされ、大型ダックテールスポイラーを装着している。またキャビン内では、5連のアナログメーターなどが930を彷彿とさせる反面、スマートフォン充電器などを搭載している。

ジンガー・ターボ・スタディ・コンバーチブル 改良モデルのプロトタイプジンガー・ターボ・スタディ・コンバーチブル 改良モデルのプロトタイプ

パワートレインは、メツガーの3.8リットル空冷フラット6に、電動ウェイストゲートと、専用の空冷式インタークーラーを備えた2基のターボチャージャーを搭載、6速MTと組み合わされ、オリジナルの930型最高出力260psを遥かに超え、510psを発揮する。それほど高出力を求めない顧客には、最高出力456psにデチューンされてバージョンも用意されている。駆動方式は後輪駆動のほか、4WDを提供、オプションでは「スポーツ・エキゾーストシステム」を用意、刺激的なエキゾーストノートを堪能することもできる。

今回ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、2022年に発表されたターボ・スタディ・コンバーチブルとどこが違うのか? まずフロントフードのエンブレムが外され、テールライトの間の「PORSCHE」ロゴや、ダックテールスポイラー下の「Singer」の文字も消けされている。

また、ホイールは2トーンではなく、ミシュランタイヤにシルバー仕上げのホイールが装着されている。ほかに外観では大きな違いはないが、シャシーに何らかの調整を加え、あらたなセットアップをテストするなど、改良モデルと予想される。

シンガーモデルは億を軽く超える高額な設定価格にもかかわらず、絶大な人気だ。改良新型のプライスも2億円は軽く超え、3億円も予想でき、果たしてどんな進化が見られるのだろうか、注目だ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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