シボレー コルベット の頂点、「ゾーラ」がニュルに登場! 1200馬力プラスのスーパーHEV

シボレー コルベット ゾーラ 市販型プロトタイプ
シボレー コルベット ゾーラ 市販型プロトタイプ全 21 枚

シボレーは7月に『コルベット』シリーズ最強となる「ZR1」モデルを発表したが、さらにその上をいく超高性能仕様、「ZORA」(ゾーラ)市販型のプロトタイプをカメラが捉えた。最高出力1220hpのスーパーハイブリッドだ。

C8世代のコルベットZR1新型は、5.5リットルのツインターボチャージャー付きDOHCフラットプレーンクランクV8エンジン「LT7」を搭載し、最高出力1064hpを発揮、史上最も高性能なコルベットとなった。ただし、コルベット・ゾーラが登場するまでは、だ。

独ニュルブルクリンクで捉えた米ミシガン州登録のプロトタイプは、カモフラージュが比較的軽いのでディテールが見えている。カモフラージュに隠されている仕様を見分けるのは常に困難だが、今回の変更点はラジエーターにある。よく見ると、ZR1ボディのテストミュールに「E-Ray」スタイルのスタッククーラーが装着されていることがわかる。

ラジエーターはバッテリーや電気モーターの冷却に使用されていると思われ、プロトタイプにはZR1のエンジンとE-Rayの電気パワーとを組み合わた、ハイブリッドユニットが搭載されていると考えられる。すなわちゾーラはハイブリッドスーパーカーだ。

シボレー コルベット ゾーラ 市販型プロトタイプシボレー コルベット ゾーラ 市販型プロトタイプ

もちろん、ここまでの話は現時点では推測だ。メーカーはさまざまなドライブトレインと冷却セットアップを常にテストしているので、既存のパワートレインと新たなラジエーターとの組み合わせをテストしたり、カメラマンを惑わずためにラジエーターを追加したりしている可能性もある。しかし総合的に考えて、プロトタイプはゾーラの可能性が最も高い。

気になるスペックは、ZR1の驚異的な5.5リットルV8 ツインターボエンジンと、E-Rayのフロントマウント電気モーター、1.1kWhバッテリーパックが組み合わされて、最高出力は1220hpを発揮すると予想されている。

ちなみにゾーラの名前は、“コルベットの父”と称される名エンジニア、ゾーラ・アーカス=ダントフに因む。ゾーラが1950年代後半、コルベットにV8を積んでレースに参戦したところから、今日に至るパフォーマンスカーとしてのコルベットの歴史が始まる。

シボレー コルベットZR1シボレー コルベットZR1

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』ファン必見!限定3000個の精巧キーチェーン登場
  2. ポイ活主婦に自動車税の納付の仕方を聞く…キャンペーンで全額還元・ポイントで0円払いもできる!
  3. ジープ『コンパス』新型発表、初のEVは航続最大650kmを可能に
  4. 静かなオプカンがすごかった! トーヨータイヤ「オープンカントリー H/TII」が登場…岡本幸一郎
  5. 『ターミネーター2』のあのハーレーが最新仕様で復刻! 鏡面仕上げの“走る芸術”『ファットボーイ グレイゴースト』日本初公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
ランキングをもっと見る