アイシンとキャビックは10月1日、京都市で観光客向けの貨客混載マッチングプラットフォーム「Lug THRU(ラグスルー)」の実証実験を開始すると発表した。
京都市では、インバウンド旅行者の増加に伴い、バスの混雑やコインロッカー不足などのオーバーツーリズムへの対策が急務となっている。キャビックはこれまでも、タクシーの乗客を目的地まで送迎した後、そのまま手荷物を宿泊先のホテルまで配送するサービスを提供していたが、予約管理のシステム開発や多言語対応など、タクシー事業者単体では十分な対応ができないという課題があった。
この課題に着目し、アイシンが培ったマルチピック/デリバリーの技術を応用し、「人と荷物を別々の場所に降ろす貨客混載システム」をデジタルプラットフォーム化した「Lug THRU」を開発した。