【日産 エクストレイル 試乗】初代が微かに思い浮かぶ「X e-4ORCE エクストリーマーX」…島崎七生人

日産 エクストレイル X e-4ORCE エクストリーマーX
日産 エクストレイル X e-4ORCE エクストリーマーX全 12 枚

『エクストレイル』として4代目となる現行モデルは、2022年7月の登場。今年5月には仕様向上が行われ、“インテリジェントアラウンドビューモニター”と“インテリジェントルームミラー”が全車標準装備化するなどした。

【画像全12枚】

試乗したのは「X e-4ORCE エクストリーマーX」。“タフなボディ”が謳い文句のようで、前後のアンダープロテクターを始め、全容デザインの18インチアルミホイール、ブラックルーフレール、ダーク仕上げのフロントグリル、リヤLEDフォグランプなどの特別装備が与えられる。

なるほど、いわれてみれば……といったレベルで標準的なグレードとは外観が異なり、プチドレスアップ(=大袈裟ではないという意味)が施され、泥まみれの写真をカタログに載せていた初代を微かに思い浮かべなくもない、そんなクルマだった。

日産 エクストレイル X e-4ORCE エクストリーマーX日産 エクストレイル X e-4ORCE エクストリーマーX

印象的なのは、乗り味もパワーフィールもとにかく走りが洗練されている点。

可変圧縮比を採用する1.5リットルVCターボエンジンを発電機に使い、フロントとe-4ORCEではリヤの2基のモーターを使い走るのだが、この駆動系の制御、マナーが実に洗練されていて、あらゆる走行シーンでまったく神経を逆撫でされないドライバビリティを実現している点がいい。

音、振動が低いのはもちろん、エンジンが始動するタイミングもさり気なく、エンジン音(と振動)が伝わる場合も、ごく低く心地いいほどだ。

日産 エクストレイル X e-4ORCE エクストリーマーX日産 エクストレイル X e-4ORCE エクストリーマーX

乗り心地もしっとりとした味わいで、ごく低速で段差を乗り越えた場合などでタイヤのマスを感じる以外はスムースでいい。ブレーキング、コーナリング時の姿勢変化の小ささも特徴だ。ボディ剛性の高さも良好なドライバビリティに貢献している。それとクリープも効かすワンペダルドライブのe-Pedal Stepも馴染みやすい。

防水シートもこのエクストリーマー専用だが、表皮の柔らかめの風合いはサッパリとしていながらしっとりとしており、質感も十分に感じられる。3列シートは2列目のスライド位置で調整しながら使えば実用になるスペースになっている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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