自動車ワイヤーハーネス検査の最先端技術、ナックコーポレーションが出展へ…名古屋オートモーティブワールド2024

ナックコーポレーションのハーネス検査器で検査できる被検査対象物の一例(自動車部品)
ナックコーポレーションのハーネス検査器で検査できる被検査対象物の一例(自動車部品)全 4 枚

ワイヤーハーネス検査器メーカーのナックコーポレーションは10月3日、名古屋市国際展示場で10月23日から25日にかけて開催される「オートモーティブ ワールド」に出展すると発表した。

同社は自動車業界向けに豊富な納入実績を持つワイヤーハーネス検査器を中心に、次世代自動車に必要不可欠な最先端の検査ソリューションを展示する。

ナックコーポレーションの検査器は、ワイヤーハーネスの電気回路検査だけでなく、ダイオードやコンデンサなどの実装部品の電気特性検査、抵抗値測定なども瞬時に行える。また、クランプやコネクタのリテーナー・ゴムパッキンの有無も同時に検出可能だ。

ナックコーポレーション ハーネス検査ソリューション イメージナックコーポレーション ハーネス検査ソリューション イメージ

同社の強みは、製品開発から販売、アフターサポートまでの一貫体制にある。顧客ニーズに応じたカスタマイズやオプション対応も充実しており、バーコードリーダーでの検査品番選択や検査履歴のサーバー転送、CADデータからの検査データ作成など、効率的な検査運用を実現するソフトウェアも提供している。

さらに、EVに対応した高電圧帯での耐圧・絶縁抵抗試験も可能で、日本自動車技術会規格(JASO D616)をカバーした瞬間断線試験装置は世界中のコネクタメーカーに採用されている。

ナックコーポレーションは、ワイヤーハーネス以外にもコネクタ、バスバー、ヒューズボックス、タッチパネルなど、多様な自動車電装部品の検査に対応可能だ。同社は自動車メーカーや部品サプライヤーのニーズを常に収集し、独自の先端技術で自動車電装品の品質向上に貢献している。

オートモーティブワールドでは、実物を模した自動車ワイヤーハーネスやコネクタ、バスバー、ヒューズボックスの電気試験を体験できるブースを設置。来場者は次世代自動車に欠かせない最先端のハーネス検査器を間近で見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る