「1秒の充電で1.7km走れる」世界初、1000kW級充電器が登場

嵐図汽車が1秒の充電で1.7km走れる世界初の1000kW級充電器発表
嵐図汽車が1秒の充電で1.7km走れる世界初の1000kW級充電器発表全 1 枚

中国の東風汽車の電動車ブランド「嵐図汽車(VOYAH)」は、世界初となる出力1000kW級の超高速充電器「VP1000」を武漢市で発表した。この革新的な充電技術により、わずか1秒の充電で電気自動車が1.7km走行可能になるという。

VP1000は、高速性、軽量性、静音性、互換性、安全性、知能化という6つの優位性を備えている。最大出力1000kW、最大電流1000A、最大電圧1000Vという驚異的なスペックを誇り、EV充電に新たな基準を打ち立てる、と自負する。

充電ケーブルには2.8cmの軽量水冷ケーブルを採用し、重量は従来の急速充電器の半分以下に抑えられている。これにより、ユーザーは片手で簡単に操作できるようになった。

嵐図の新しい充電ステーションは、太陽光発電に蓄電池、超高速充放電を組み合わせた三位一体のソリューションを採用している。太陽光発電システムは、ひまわりのように太陽の位置をリアルタイムで追跡し、発電効率を業界平均より20%向上させている。

蓄電システムは、電力需要の少ない時間帯に電力を貯蔵し、ピーク時に放電することで、充電需要の集中による電力網への負荷を軽減する。さらに、V2G(Vehicle to Grid)技術を活用し、電気自動車から電力網への逆送電も可能にしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る