16気筒52リットルエンジンのハイブリッド!? 世界最大の電動鉱山トラックが初公開

ズームライオンの世界最大のハイブリッド電動駆動鉱山トラック『ZTE520』
ズームライオンの世界最大のハイブリッド電動駆動鉱山トラック『ZTE520』全 3 枚

中国の大手建設機械メーカー、ズームライオン(中連重科)は10月2日、世界最大のハイブリッド電動駆動鉱山トラック『ZTE520』を発表した。

【画像全3枚】

ZTE520は、全長9m、全高7mを超える巨大な車体を持ち、積載量300トン、最大総重量520トン以上を誇る。動力源として、16気筒52リットルで2100hpのディーゼルエンジンと、業界最大のハイブリッドバッテリーを組み合わせた最先端のハイブリッド動力システムを搭載している。

この革新的な電動駆動と高トルクのホイールハブ駆動システムにより、6万時間を超える寿命を維持しながら最大15%の省エネを実現。パワーとエネルギー効率のバランスを追求している。

ZTE520は、ズームライオンの大型採掘用掘削機とシームレスに統合され、年間生産量が3000万トンを超える大規模な露天掘り作業に最適なソリューションとなる。この相乗効果が、運用効率を向上させ、グリーンマイニングイニシアチブの構築をサポートする。

ZTE520のすべての主要コンポーネントが、ズームライオンによって独自に開発および製造されている。これにより、サプライチェーンの安定性が確保され、ユーザーコストが大幅に削減される。

ズームライオンは、イノベーションの限界をこれからも押し広げ、ハイエンドの統合型採掘設備ソリューションの提供に注力し続ける方針だ。ZTE520の発売により、同社はハイエンド鉱山機械市場における地位を強化し、先進的な機械製造における持続可能で高品質な開発への取り組みを強化する。

ズームライオンは1992年に設立された中国の大手建設機械メーカーで、エンジニアリング機械、農業機械、金融サービスを統合したハイエンド設備製造企業だ。現在、10の主要カテゴリーをカバーする55の製品ラインから600を超える製品を販売している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  3. モチーフはピックアップトラック、『ジムニーシエラ/ノマド』用の新型フェイスキット「CH:AMP」が登場
  4. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  5. 38kg軽量化とダウンフォース3倍増を実現! 無限『シビックタイプR』用「Group.B」パーツ群が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る