【VW ポロ 新型試乗】ただのコンパクトカーにあらず。…島崎七生人

VW ポロ TSI Style
VW ポロ TSI Style全 11 枚

ただのコンパクトカーにあらず。試乗した印象を15文字以内(句読点含める)で記すとこうなる。先ごろマイチェンを果たしたSUVの『Tクロス』のベースはこのクルマだが、改めて乗ると、サラッと上質な仕上がりを実感する。

【画像全11枚】

「アスコットグレー」と呼ばれる光の加減でうっすらとベージュにも見えるボディ色は、さり気なくニート(neat=小綺麗な、すっきりしている)で、年配のダウンサイザーが乗っても馴染みそう。もちろんボディサイズが全長4085mm×全幅1750mmと手頃で、最小回転半径が5.1mだから、狭いスーパーの駐車スペースなどでも扱いやすい。

VW ポロ TSI StyleVW ポロ TSI Style

リヤのVWロゴバッジをオープナー兼用としたリヤゲートを開ける仕組みはVW流だが、隠されたロックボタンを手探りで探す必要がない分、扱いやすく、ゲート自体も小振りだから、力を要さず開けられ、買い物袋をサッと載せられる。

室内はグレートーンでまとめられ、試乗車は「TSI Style」で「GTI」のような高揚感を呼び起こすタイプではない代わりに、いつも平常心で(?)乗っていられる。エンジンの始動ボタンがシフトレバーの右側に置かれているのは嬉しい。

VW ポロ TSI StyleVW ポロ TSI Style

そして感心するのが、走らせて感じられる上質感だ。とくに足回りや3気筒999ccターボエンジンから伝わってくるはずの音、振動がスッと低く消された感じは、(Tクロスにも受け継がれている)上級の『ゴルフ』に勝るとも劣らない、このクルマが“いいクルマ”と思える最大のポイント。

1170kgの車重に対して95ps/17.9kgmの動力性能は7速DSGとの組み合わせによりまったく不満なしで、街中はもちろん高速走行もソツなくこなす。

VW ポロ TSI StyleVW ポロ TSI Style

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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