100万km走ったセダン、ヒョンデの力で「N」仕様で蘇る

100万km走破のヒョンデ『エラントラ』がフルレストアで高性能「N」仕様に
100万km走破のヒョンデ『エラントラ』がフルレストアで高性能「N」仕様に全 6 枚

ヒョンデは、100万km以上走行した2008年式『エラントラ』の大規模なレストアプロジェクトを実施した。カナダの人気テレビ番組「Roulez au Suivant」と共同で行われた。

この小型セダンのレストアプロジェクトは、同番組のホスト兼共同プロデューサーのアントワーヌ・ジュベール氏率いるチームによって数か月かけて行われた。エンジン、ボディ、内装など、車両のあらゆる部分が徹底的にレストアされた。

鮮やかなブルーのボディに生まれ変わったこのエラントラは、ケベック州ルージュモンに住む16歳の少年、エロイック・ラシャンス君に贈呈された。ラシャンス君は、番組に寄せられた数百の応募の中から選ばれた。

100万km走破のヒョンデ『エラントラ』がフルレストアで高性能「N」仕様に100万km走破のヒョンデ『エラントラ』がフルレストアで高性能「N」仕様に

レストア作業の大部分はRoulez au Suivantチームによって行われたが、エンジンブロックの取り付けなど一部の機械的作業はヒョンデで実施された。

外装は、ヒョンデのハイパフォーマンスモデル「N」シリーズへのオマージュとして、「パフォーマンス・ブルー」に似た明るいブルーに塗装された。サイドには「N」ロゴと「INSPIRED」の文字が追加され、赤いスカートラインは現行の2024年型『エラントラN』のデザインを彷彿とさせる。

100万km走破のヒョンデ『エラントラ』がフルレストアで高性能「N」仕様に100万km走破のヒョンデ『エラントラ』がフルレストアで高性能「N」仕様に

この車両の走行距離の大部分は、2011年に3万kmの状態で購入したジョスリン・ロイ氏によるものだ。配送ドライバーとして年間平均10万7000kmを走行し、厳格なメンテナンススケジュールのおかげで、カナダで最も走行距離の長いヒョンデ車となった。

2020年に100万km到達が近づいた時、ロイ氏は新しく『コナ』を購入。エラントラはディーラーを経由してヒョンデに買い取られた。

4年後、ロイ氏は自身が15年前に購入したのと同じディーラーで、エロイック君にこのエラントラの鍵を手渡した。100万kmを走破した車両が新たな人生を歩み始める瞬間となった。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  3. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  4. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  5. ブラバスがロールスロイスSUVをカスタム! ワイドボディに700馬力の12気筒ターボ搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る