航空自衛隊、全国の基地に3輪電動バイク『EVデリバリー』導入

航空自衛隊が3輪電動バイク『EVデリバリー』導入
航空自衛隊が3輪電動バイク『EVデリバリー』導入全 2 枚

ブレイズは10月7日、航空自衛隊が温室効果ガス削減対策の一環として、全国の基地に3輪タイプの電動デリバリーバイク『EVデリバリー』を導入した、と発表した。

この導入は、防衛省が2050年カーボンニュートラルの目標達成に向けて推進している取り組みの一つ。防衛省は「グリーン購入法」や「環境配慮契約法」に基づき、太陽光発電の導入や建築物のZEB化、電動車の導入などを進めている。

ブレイズのEVデリバリーは、静かで環境に優しい3輪タイプの電動デリバリーバイクだ。運転席と荷台が分かれるスイング機構と横揺れ防止サスペンションを採用し、カーブでもスムーズな走行が可能。100Vの家庭用コンセントから充電でき、走行時の静音性も高いため、深夜や早朝の配達にも適している。

価格は54万5000円(税別)からで、1回の充電費用は約156円。車検や車庫登録が不要なため、ランニングコストも抑えられる。原付登録モデルやミニカー登録モデルなど、用途に合わせた選択も可能だ。

航空自衛隊がこのEVデリバリーを採用した背景には、環境性能の高さに加え、基地内での実用性も評価されたと考えられる。静音性や機動性、経済性などが、基地内の物資輸送に適していると判断されたと見られる。

今回の導入は、防衛省が進める環境対策の具体的な一歩。今後、他の自衛隊や政府機関でも同様の取り組みが広がる可能性がある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る